1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問29 (選択問題 問29)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問29(選択問題 問29) (訂正依頼・報告はこちら)
- グースアスファルト舗装は、グースアスファルト混合物を用いた不透水性、たわみ性の性能を有する舗装で、コンクリート床版上の橋面舗装に用いられる。
- 半たわみ性舗装は、空隙率の大きなアスファルト混合物に浸透用セメントミルクを浸透させたもので、耐流動性、明色性などの性能を有する舗装で、一般に重交通道路の交差点部などに用いられる。
- 排水機能を有する舗装は、雨水などを路面に滞らせることなく、排水する機能を有する舗装で、雨天時におけるすべり抵抗性、視認性の向上など車両走行の安全性を高める効果がある。
- 保水性舗装は、保水機能を有する表層及び基層に保水された水分が蒸発する際の気化熱により路面温度の上昇と蓄熱を抑制する効果がある。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
2.設問の通りです。半たわみ性舗装は交差点付近やバスターミナル、料金所などの耐流動性が要求される箇所で使用されます。
3.設問の通りです。ポーラスアスファルトなどに代表され、 高い空隙率を有することから、雨水を路面下にすみやかに浸透させる機能を持っています。
4.設問の通りです。 保水性舗装とは、舗装内に保水された水分が蒸発し、気化熱により路面温度上昇を抑制する性能をもつ舗装です。歩行者空間や沿道の熱汚染環境の改善、ヒートアイランド現象の緩和が期待されています。
参考になった数25
この解説の修正を提案する
02
1.適当ではありません。
コンクリート床版上の橋面舗装ではなく「鋼床版橋面舗装」の基層に
用いられます。
ちなみにグースアスファルトは流動性があるのでたわみ性の性能があると
イメージしておいてください。
2.適当です。
本文の通りです。
「半たわみ性舗装」→「耐流動性、明色性などの性能を有する舗装」
ということは「重交通道路の交差点部」で用いられるということが
ポイントです。
3.適当です。
本文の通りです。
4.適当です。
本文の通りです。
「保水性舗装」→保水機能を有する→水分が蒸発する→気化熱により
路面温度の上昇と蓄熱を抑制する
これは「注射の際、腕にアルコールを塗られた後ひんやりする」現象と
同じイメージだと思ってください。
参考になった数14
この解説の修正を提案する
03
適当でないのは、グースアスファルト舗装を「コンクリート床版上の橋面舗装に用いられる」とした記述です。
グースアスファルト舗装は鋼床版(鋼のデッキ)上の橋面舗装で広く用いられるのが標準的で、コンクリート床版では一般に防水層+密粒度アスファルト混合物などの通常舗装が採用されます。
グースアスファルト(マスチックアスファルト)は不透水性が高く、自己密実性がある材料です。橋面舗装では鋼床版上での採用が代表的です。記述のように「コンクリート床版上に用いられる」と一般化するのは適切ではありません。
空隙の大きいアスファルト混合物にセメントミルクを浸透させる複合舗装です。耐流動性(わだち抵抗)に優れ、明るい色調になりやすいので、重交通の交差点部などで使われます。説明は妥当です。
路面の雨水を素早く排水して水膜やはね水を減らすことで、雨天時のすべり抵抗性と視認性が向上し、安全性が高まります。説明は妥当です。
表層などに水を保持し、その水が蒸発するときの気化熱で路面温度の上昇や蓄熱を抑えるしくみです。ヒートアイランド対策として用いられます。説明は妥当です。
橋面舗装の材料や構成は床版の種類(鋼床版かコンクリート床版か)で使い分けます。
鋼床版にはグースアスファルトが典型、コンクリート床版には防水+通常のアスファルト混合物が一般的です。
一方、交差点の変形対策には半たわみ性舗装、雨天時の安全性向上には排水性舗装、暑熱対策には保水性舗装と、目的に合った舗装を選ぶことが大切です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問28)へ
平成28年度 択一式 問題一覧
次の問題(問30)へ