1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問37 (選択問題 問37)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問37(選択問題 問37) (訂正依頼・報告はこちら)
- 異形ブロック根固工は、適度のかみ合わせ効果を期待する意味から天端幅は最小限2個並び、層厚は2層以上とすることが多い。
- コンクリートブロック根固工は、材料の入手が容易で施工も簡単であり、しかも屈とう性に富む工法である。
- 捨石根固工は、一般に表層に所要の質量の捨石を3個並び以上とし、中詰石を用いる場合は、大小とり混ぜて海底をカバーし、土砂が吸い出されるのを防ぐ。
- 根固工の基礎工は、法先地盤が砂地盤などで波による洗掘や吸い出しを受けやすい箇所などでは設ける必要がない。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 設問の通りです。根固め工は洪水時に河床の洗掘が著しい場所において、護岸基礎工前面の河床の洗掘を防止するために設けられる施設です。コンクリートの場合は入手がしやすく経済性、耐久性も良い部類となります。
3. 設問の通りです。捨石は水底に基礎を作ったり、水勢を弱くしたりするために、水中に投げ入れる石のことです。
4.誤りです。洗掘の防止のため、波や吸出しの影響を受けやすいところに施工します。
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02
海岸堤防の「根固工」の施工に関する問題です。
1.適当です。
本文の通りです。天端幅は「最小限2個並び、層厚は2層以上」とする
がポイントです。
2.適当です。
本文の通りです。
3.適当です。
本文の通りです。
4.適当ではありません。
完全に逆です。
法先地盤が砂地盤などで波による洗掘や吸い出しを受けやすい箇所ほど
設ける必要がある。が正解です。
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03
適当でないのは、「根固工の基礎工は、法先地盤が砂地盤などで波による洗掘や吸い出しを受けやすい箇所などでは設ける必要がない。」という記述です。
洗掘や吸い出しが起きやすい場所ほど、基礎工(敷砂利・捨石基礎・マットや根入れ等)を設けて沈下・流出を防ぐことが重要です。
互いにかみ合って動きにくくする効果を得るために、天端幅は2個並び以上、層厚は2層以上とする設計がよく用いられます。波力に対する安定性とずれ止めの観点から妥当です。
材料入手や施工性が比較的よい工法です。個々のブロックが、面として働きつつも全体として追従性を持てる(屈とう性のある被覆)ため、局所的な不等沈下にも一定の適応性があります。記述は妥当です。
表層に所要質量の被覆捨石を複数個並び(一般に2層以上が基本、条件により厚くする)で置き、必要に応じて中詰石を大小取り混ぜて海底を覆ってフィルター機能を確保します。吸い出しを抑える狙いで、考え方は妥当です。
砂地盤や洗掘が懸念される箇所ほど基礎工が重要です。基礎工を設けずに根固工を据えると、波・流れで下部がえぐられ、沈下や転倒につながります。よって「設ける必要がない」とする記述は不適当です。
根固工の基本は、かみ合わせ(安定性)、層厚・枚数の確保、吸い出し対策(フィルター機能)、そして洗掘対策としての基礎工です。特に洗掘が起きやすい砂地盤では基礎工が必須と覚えておくと、設計・施工の考え方を間違えにくくなります。
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