1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問41 (選択問題 問41)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問41(選択問題 問41) (訂正依頼・報告はこちら)
- 路床は、一般に列車荷重の影響が大きい施工基面から3mまでのうち、路盤を除いた範囲をいう。
- 路床面の仕上り高さは、設計高さに対して±15mmとし、雨水による水たまりができて表面の排水が阻害されるような有害な不陸がないように、できるだけ平坦に仕上げる。
- 路床表面は、排水工設置位置に向かって3%程度の適切な勾配を設け、平滑に仕上げるものとする。
- 路床の強度及び剛性の確認は、開業後に列車荷重によって路床が沈下したり、軌道や路盤に有害な変形が生じたりしないようにするため施工基面のK30値によって照査する。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は「路床の強度及び剛性の確認は、開業後に列車荷重によって路床が沈下したり、軌道や路盤に有害な変形が生じたりしないようにするため施工基面のK30値によって照査する。」です。
設問の通りです。3mの範囲は道床砕石を敷く路盤になります。(バラスト機動の場合)
設問の通りです。路床に不陸があると軌道変位の原因となります。(高低狂い)
設問の通りです。勾配により自然排水を促すようにします。排水が十分に行えないと噴泥(ふんでい)の原因となる場合があります。
誤りです。K30値は「機関車荷重30トン」のことですが、電車、気動車など車両の重量により異なります。このため必ずしもk30で計算しなければならないわけではなく、もっと小さな値になる場合もあります。
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02
鉄道の「路床」に関する問題です。
数値を覚える部分が多いので注意しましょう。
適当です。
路床=施工基面から3mまで(路盤を除く)です。
適当です。
路床面の仕上がり高さ=設計高さ±15mmです。その他本文の通りです。
適当です。
路床表面の勾配=「排水工設置位置」に向かって3%程度の勾配です。
適当ではありません。
「K30値」とは路床の強度及び剛性の数ある試験の中で
「平板載荷試験」において30㎝の円盤を用いた値のことをいいます。
必ずK30値を用いなければならないわけではなく、他にも
FWD試験等があります。
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03
適当でないのは「路床の強度及び剛性の確認は、施工基面のK30値によって照査する。」です。照査はK30に限定されず、平板載荷試験のK値以外(FWD・小型FWDなど)でも行われ、評価位置も仕上り面等で実施する取扱いがあります。したがって「施工基面のK30値で照査する」と言い切るのは不適当です。
これは適当です。鉄道分野の用語では、路床は施工基面から下方約3mのうち路盤・排水層を除いた地盤を指します。
これは適当です。路床面は水たまりを生じない平坦性と±15mm程度の高さ精度が求められます。
これは適当です。路床・路盤表面には横断方向約3%の排水勾配を設け、自然排水を確保します。
これは適当でありません。K30のみに限定されず、FWD・小型FWDなど他の方法での照査も示され、また評価面は仕上り面でのK値管理とされる取扱いがあります。ゆえに「施工基面のK30値で照査」と断定するのは不適当です。
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