1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問11 (土工・コンクリート・基礎工 問6)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問11(土工・コンクリート・基礎工 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートに用いる粗骨材の品質に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 粗骨材として用いる砕石は、吸水率が5%以下である。
  • 粗骨材として用いる砂利は、一般に絶乾密度が2.5g/cm3以上である。
  • 舗装コンクリートに用いる粗骨材の品質を評価する試験方法として、ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験がある。
  • 凍結融解の繰返しに対する骨材の抵抗性を評価する試験方法として、硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験がある。

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この過去問の解説 (1件)

01

粗骨材とは、コンクリートに使用する砂利や砕石などの比較的大きな粒の材料のことです。

 

コンクリートの強度や耐久性を確保するためには、粗骨材の密度、吸水率、すりへり抵抗性、安定性などの品質が重要になります。

選択肢1. 粗骨材として用いる砕石は、吸水率が5%以下である。

不適切です。

砕石とは、天然の岩石を機械などで砕いてつくられた骨材のことです。

砕石の吸水率が大きいと、骨材の内部に水が入り込みやすくなり、コンクリートの耐久性などに悪影響を与えるおそれがあります。

そのため、JIS A 5005(コンクリート用砕石及び砕砂)では、砕石の吸水率を3.0%以下と定めています。

また、絶乾密度は2.5g/cm³以上とされています。

選択肢2. 粗骨材として用いる砂利は、一般に絶乾密度が2.5g/cm3以上である。

適切です。

絶乾密度とは、骨材を十分に乾燥させた状態での質量を、骨材内部の水が入る細かいすき間を含む体積で割った値です。

一般に、コンクリート用の砂利には、絶乾密度が2.5g/cm³以上であることが求められます。

密度が小さい骨材には、内部に多くのすき間がある場合があり、強度や耐久性に影響することがあります。

そのため、絶乾密度は骨材の品質を判断するための重要な項目の一つです。

なお、JIS A 5308では、購入者の承認を得た場合に、絶乾密度2.4g/cm³以上の砂利を使用できる規定もあります。

選択肢3. 舗装コンクリートに用いる粗骨材の品質を評価する試験方法として、ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験がある。

適切です。

舗装コンクリートは、道路などの舗装に使用されるコンクリートです。

道路には自動車などが繰り返し通行するため、コンクリートには摩耗に対する強さが求められます。

ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験は、骨材が摩擦や衝撃によって、どのくらいすり減ったり砕けたりするかを調べる試験です。

この試験では、円筒形の試験機に粗骨材と鋼球を入れて回転させ、すり減った量を測定します。

すりへり減量が小さいほど、摩擦や衝撃に対する抵抗性が高い骨材と判断できます。

そのため、舗装コンクリートに使用する粗骨材の品質評価に利用されます。

選択肢4. 凍結融解の繰返しに対する骨材の抵抗性を評価する試験方法として、硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験がある。

適切です。

凍結融解とは、水が凍ったり溶けたりすることです。

骨材の内部に入り込んだ水が凍ると体積が増えるため、骨材にひび割れや破損が生じることがあります。

硫酸ナトリウムによる骨材の安定性試験は、骨材が凍結融解などの影響によって壊れにくいかどうかを評価するために利用される試験です。

この試験では、骨材を硫酸ナトリウム溶液に浸し、乾燥させる操作を繰り返します。

乾燥によって骨材の内部で硫酸ナトリウムが結晶化し、その力で骨材が傷んだり砕けたりします。

この作用を利用して、骨材の安定性を評価します。

試験後の損失質量が小さいほど、安定性が高い骨材と判断できます。

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