1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問18 (土工・コンクリート・基礎工 問13)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問18(土工・コンクリート・基礎工 問13) (訂正依頼・報告はこちら)

既製杭の施工に関する記述のうち、適当なものはどれか。
  • 中掘り杭工法の先端処理方法のセメントミルク噴出攪拌方式は、所定深度まで杭を沈設後ただちに、セメントミルクを噴出して根固め部を築造する。
  • 中掘り杭工法の先端処理方法の最終打撃方式は、中掘りから打込みへの切替は、支持層に到達した後に行うことを原則とする。
  • プレボーリング杭工法では、あらかじめ推定した支持層にオーガ先端が近づいたら、オーガ回転数や推進速度をできるだけ速くして施工することが必要である。
  • プレボーリング杭工法の掘削は、掘削液を掘削ヘッドの先端から吐出して地盤の掘削抵抗を増大させると共に孔内を泥土化し、孔壁を軟化させながら行う。

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この過去問の解説 (1件)

01

既製杭とは、工場などであらかじめ製造された杭を、工事現場に運んで地中に設置するものです。

既製杭の施工方法には、杭の内部を掘削しながら沈める中掘り杭工法や、先に地盤を掘削してから杭を設置するプレボーリング杭工法などがあります。

選択肢1. 中掘り杭工法の先端処理方法のセメントミルク噴出攪拌方式は、所定深度まで杭を沈設後ただちに、セメントミルクを噴出して根固め部を築造する。

適切です。

中掘り杭工法は、中空の既製杭の内部にスパイラルオーガというらせん状の掘削装置を入れ、地盤を掘削しながら杭を沈める工法です。

セメントミルク噴出攪拌方式では、杭を所定の深さまで沈めた後、杭の先端部分にセメントミルクを噴出します。

そして、セメントミルクと周囲の土を十分に攪拌(かくはん)して混ぜ合わせ、根固め部を築造します。

セメントミルクとは、セメントと水を混ぜ合わせた液体のことです。

この方法によって、杭の先端部分を固め、地盤から十分な支持力が得られるようにします。

また、杭を沈めた後は、杭の位置や深さを適切に管理しながら、速やかに根固め部を築造することが重要です。

選択肢2. 中掘り杭工法の先端処理方法の最終打撃方式は、中掘りから打込みへの切替は、支持層に到達した後に行うことを原則とする。

不適切です。

最終打撃方式とは、杭の内部を掘削しながら沈めた後、最後に杭をハンマーで打ち込んで支持層に定着させる方法です。

支持層とは、杭を支えるのに十分な強さを持つ地盤のことです。

この工法では、通常、杭の先端が支持層に到達する手前で中掘りを終了し、その後、打撃によって杭を支持層に貫入させます。

つまり、中掘りから打込みへの切替えは、支持層に到達する前に行うことが基本です。

選択肢3. プレボーリング杭工法では、あらかじめ推定した支持層にオーガ先端が近づいたら、オーガ回転数や推進速度をできるだけ速くして施工することが必要である。

不適切です。

プレボーリング杭工法とは、先に地盤を掘削して孔をつくり、その中に既製杭を設置する工法です。

掘削には、スパイラルオーガなどの掘削装置を使用します。

支持層に近づいたときは、掘削時の抵抗や地盤の状態を慎重に確認する必要があります。

オーガの回転数や掘削速度を必要以上に速くすると、地盤の変化を見逃したり、支持層を過度に掘削したりするおそれがあります。

そのため、支持層付近では、地盤の状態を確認しながら適切な回転数と掘削速度で施工することが重要です。

選択肢4. プレボーリング杭工法の掘削は、掘削液を掘削ヘッドの先端から吐出して地盤の掘削抵抗を増大させると共に孔内を泥土化し、孔壁を軟化させながら行う。

不適切です。

プレボーリング杭工法では、掘削ヘッドの先端から掘削液を吐出しながら地盤を掘削します。

掘削液には、地盤の掘削抵抗を小さくし、掘削を進めやすくする働きがあります。

また、掘削した土と掘削液を混ぜ合わせて孔内を泥土化することで、孔壁が崩れるのを防ぎます。

孔壁とは、地盤を掘削してつくった孔の内側の壁のことです。

孔壁が崩れると、杭を正しい位置や深さに設置できなくなるおそれがあります。

そのため、掘削抵抗を減少させ、孔壁の崩壊を防止しながら掘削することが基本です。

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