1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問65 ((旧)平成25年〜27年度 問65)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問65((旧)平成25年〜27年度 問65) (訂正依頼・報告はこちら)

建設機械の最近の動向に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 建設機械の省エネルギーの技術的な対応としては、エネルギー効率を高めることやアイドリング時にエンジン回転数を抑制することで、燃費を改善することが行われている。
  • 超小旋回形油圧ショベルは、小型機の進歩と現場適応性の向上として、いろいろな工種で省人化をはかる応用製品とアタッチメント類が考案され使われている。
  • 熟練オペレーターの不足からの機械の自動化としては、一般の運転でも一定の作業レベルを確保できるような運転の半自動化、電子化された操作機構などの活用が進められている。
  • ハイブリッド型油圧ショベルは、機械の前進や後進時に発生するエンジンの回転によるエネルギーを電気エネルギーに変換しそれを蓄えておき、エンジンをアシストする方式である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問のとおりです。このほか油圧システムの効率化、燃費向上などの対策も取られています。

2.設問のとおりです。超小旋回型油圧ショベルは狭い住宅地での水道工事などで使用されます。アタッチメントを取り換えることで人力施工を機械施工に代替します。

3.設問のとおりです。ICTなど、情報処理や情報通信の技術を活用することが建設現場で取り組みを見せています。

4.誤りです。旋回時の回生エネルギーやクレーンの吊りおろし等のエネルギーをキャパシタに充電します。キャパシタはバッテリーよりも充電が早いですが、電池ほど長い時間充電ができません。

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02

1→設問通りです。

建設機械の省エネルギーの技術的な対応は、

エネルギー効率を高めること、アイドリング時にエンジン回転数を抑制することで、

燃費を改善することが主に行われています。

2→設問通りです。

超小旋回形油圧ショベルは、道路幅員の狭い住宅街などで使用され、

いろいろな工種で省人化をはかる応用製品とアタッチメント類が考案され使用されています。

3→設問通りです。

熟練オペレーター不足からの建設機械の自動化が進められています。

4→誤りです。

ハイブリッド型油圧ショベルは、減速時にエネルギーを回収します。

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03

建設機械の最近の動向は、省エネルギー化、小型化・多機能化、自動化・電子化が主な特徴です。

選択肢1. 建設機械の省エネルギーの技術的な対応としては、エネルギー効率を高めることやアイドリング時にエンジン回転数を抑制することで、燃費を改善することが行われている。

正しい

 

エンジンの効率向上やアイドリング時の回転数抑制による燃費改善が実際に行われています。

これらは環境負荷軽減と運転コスト削減に効果的です。

選択肢2. 超小旋回形油圧ショベルは、小型機の進歩と現場適応性の向上として、いろいろな工種で省人化をはかる応用製品とアタッチメント類が考案され使われている。

正しい

 

超小旋回形油圧ショベルは狭い場所でも作業できる小型機械で、

様々な工事で人手不足を補うための応用製品やアタッチメントが開発され、実際に現場で活用されています。

選択肢3. 熟練オペレーターの不足からの機械の自動化としては、一般の運転でも一定の作業レベルを確保できるような運転の半自動化、電子化された操作機構などの活用が進められている。

正しい

 

熟練した機械操作者の不足に対応するため、一般の作業者でも一定レベルの作業ができるよう、

運転の半自動化や電子制御による操作支援システムの導入が進められています。

選択肢4. ハイブリッド型油圧ショベルは、機械の前進や後進時に発生するエンジンの回転によるエネルギーを電気エネルギーに変換しそれを蓄えておき、エンジンをアシストする方式である。

誤り

 

機械の前進・後進時ではなく、旋回動作や油圧アームの動作時に発生するエネルギーを

電気エネルギーに変換して蓄え、エンジンをアシストする方式です。

まとめ

環境への配慮、人手不足への対応、作業効率の向上を目指した技術革新が進んでいます。

ハイブリッド技術も導入されていますが、エネルギー回収の仕組みを正しく理解することが重要です。

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