1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問70 ((旧)平成25年〜27年度 問70)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問70((旧)平成25年〜27年度 問70) (訂正依頼・報告はこちら)
- 組合せ建設機械の選択においては、従作業の施工能力を主作業の施工能力と同等、あるいは幾分高めにする。
- 単独の建設機械又は組み合わされた一群の建設機械の作業能力は、時間当たりの最大作業量で算出する。
- 建設機械の作業能率は、地形、地質、気象、作業場所の広さ、環境、機械の組合せの適否、整備の程度、運転手の熟練度などの要素が関連している。
- 建設機械の施工単価は、運転時間当たりの作業量をより増大させるか、又は、運転時間当たりの機械経費をより減少させるかによって安くすることができる。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.誤りです。組み合わされた機械の施工能力は一群の「最少の作業量」で算出します。施工計画に与える影響を少なくするためです。
3.設問のとおりです。現場の状態、作業員の習熟度によって作業能率は変化するため、施工計画は余裕を持ったものにする必要があります。
4.設問のとおりです。標準的な施工単価を決定するうえで使用する「バケット係数」「サイクルタイム」といった単語についても確認をしておきましょう。
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02
1→設問通りです。
組合せ建設機械の選択においては、
主機械の施工能力を最小として、運搬機械や敷均し機械の
施工能力を同等、あるいは幾分高めにします。
2→誤りです。
建設機械の作業能力は、時間当たりの平均作業量で算出する。
3→設問通りです。
建設機械の作業能率は、
地形、地質、気象、作業場所の広さ、
環境、機械の組合せの適否、整備の程度、
運転手の熟練度などの要素が関連して決まります。
4→設問通りです。
建設機械の施工単価は、運転時間当たりの作業量を増大させるか、
運転時間当たりの機械経費を減少させるかによって
安くすることができます。
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03
建設機械の施工計画では、機械の選択と組み合わせが重要です。
正しい
複数の建設機械を組み合わせて使う場合、
従作業の能力が主作業と同等かやや高いと、全体の流れが滞らず効率的に進みます。
誤り
建設機械の作業能力は「最大作業量」で計算するのではなく、
実際の施工条件を考慮した現実的な作業量で算出すべきです。
最大値だけで計算すると、実際の工事では達成できず、計画が破綻する危険があります。
正しい
建設機械の作業能率は、地形の起伏、土壌の硬さ、雨や風などの天候、
作業スペースの広さ、周辺環境、機械の組み合わせ方、機械の整備状態、
運転手の技術レベルなど、様々な要因に左右されます。
正しい
建設機械の施工単価を下げるには、2つの方法があります。
①1時間あたりの作業量を増やす(生産性向上)、
②1時間あたりの機械費を減らす(コスト削減)、
またはその両方を実現することです。
複数機械を使う場合は能力バランスを取り、作業能力は最大値ではなく実現可能な値で算出します。
天候、地形、機械の状態、運転手の技術など多くの要因が作業効率に影響します。
施工単価を安くするには、生産性向上とコスト削減の両面から改善を図ることが必要です。
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