1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問72 ((旧)平成25年〜27年度 問72)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問72((旧)平成25年〜27年度 問72) (訂正依頼・報告はこちら)
- 品質と工程の関係は、品質のよいものは時間がかかり、施工を速めて突貫作業をすると品質は悪くなる。
- 品質と原価の関係は、よい品質のものは安くできるが、悪い品質のものは逆に原価が高くなる。
- 工程と原価の関係は、施工を速めると原価は段々安くなり、さらに施工速度を速めると益々原価は安くなる。
- 品質・工程・原価の関係は、相反する性質があることから、それぞれ単独の考え方で計画し、工期を守り、品質を保つように管理する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.誤りです。原価と品質は相反する関係になります。
3.誤りです。施工を早めると工事原価は安くなりますが、ある点からは逆に工事原価が高くなります。
4.誤りです。品質、工程、原価を総合的に考慮して特定分野に偏りを作らないように工事を施工します。
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02
1→設問通りです。
品質と工程の関係は、品質のよいものを作るには、時間がかかり、
施工を速めて突貫作業をすると品質は悪くなります。
2→誤りです。
品質の高いものを作るには、原価が高くなります。
3→誤りです。
原価は、最適工期で最少となり、最適工期より速くても遅くても原価は、高くなります。
4→誤りです。
工程を中心に考え、品質と原価を作り込んでいきます。
別々に管理するものではありません。
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03
工程管理では品質・工程・原価の三つの要素が重要ですが、これらは相互に関連し相反する関係にあります。
適当
品質と工程は一般的に相反する関係にあります。
高い品質を追求するには時間が必要で、逆に工期を短縮するために突貫工事をすると
品質が低下する傾向があります。
適当でない
品質と原価の関係は逆です。
よい品質のものは、より良い材料、細心な施工、
厳密な検査が必要なため、原価は高くなります。
適当でない
工程と原価の関係は複雑です。
施工速度を上げると最初は原価が下がりますが、さらに加速しすぎると、
機械の過剰投入、割増賃金、追加労働力などで原価が逆に高くなります。
適当でない
品質・工程・原価は相反する関係にあるからこそ、
全体的なバランスを取りながら統合的に管理すべきです。
三者の関係を総合的に検討した計画と管理が必要です
品質向上には時間がかかり、工期短縮は原価増につながる傾向があります。
最適な工事実現のためには、この三要素を総合的に考慮し、
バランスの取れた計画と管理が必須です。
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