1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問75 ((旧)平成25年〜27年度 問75)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問75((旧)平成25年〜27年度 問75) (訂正依頼・報告はこちら)

建設現場における労働災害とその防止対策に関する次の記述のうち、労働安全衛生法令上、正しいものはどれか。
  • 架空電線等に近接する場所で作業を行う場合、感電防止のための電路の移設、感電防止の囲い又は絶縁用防護具を装着すること等の措置が困難なときは、合図者を置き作業を行う。
  • 強風・大雨・大雪等の悪天候で型わく支保工の組立て等の作業に危険が予想される場合、作業主任者は、気象情報の把握や設備等の点検を平常時よりも特に綿密に行いつつ、作業を継続する。
  • 事業者は原則として、労働者を雇い入れたときの教育に加え、作業内容を変更した際も、安全装置や保護具の性能及び取扱い方法等、あらためて必要な教育を行わなければならない。
  • 足場の組立て等の作業では、作業員の墜落防止のため、安全帯を使用させる等の措置を講ずれば、立入禁止の措置及び防網の設置は省略できる。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。「合図者を置き作業を行う」の部分が「監視者を置き、作業を監視させる」が正しいです。
2.誤りです。「作業を継続する」が誤りで、作業主任者は「作業を中止」しなければなりません。
3.設問のとおりです。作業員を雇い入れた場合や、異動させた場合など、安全装備や保護具、性能その他について必要な教育を行わなければなりません。
4.誤りです。「立入禁止の措置及び防網の設置」は省略できません。

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02

1→誤りです。

感電防止のための電路の移設、

感電防止の囲い又は絶縁用防護具を装着すること等の

措置が困難なときは、監視人を配置します。

2→誤りです。

悪天候で型わく支保工の組立て等の作業に危険が予想される場合は、

作業を中止します。

3→設問通りです。

①労働者を雇い入れたときの教育

②作業内容を変更した際

に安全装置や保護具の性能及び取扱い方法等の

必要な教育を行わなければなりません。

4→誤りです。

足場の組立て等の作業では、立入禁止の措置及び防網の設置は省略できません。

参考になった数4

03

建設現場の労働災害防止は、労働安全衛生法で厳しく規定されています。

選択肢1. 架空電線等に近接する場所で作業を行う場合、感電防止のための電路の移設、感電防止の囲い又は絶縁用防護具を装着すること等の措置が困難なときは、合図者を置き作業を行う。

誤り

 

架空電線に近接する場所での感電防止は、電路移設、囲い、絶縁防護具の装着が原則です。

合図者を置くだけでは十分ではありません。

選択肢2. 強風・大雨・大雪等の悪天候で型わく支保工の組立て等の作業に危険が予想される場合、作業主任者は、気象情報の把握や設備等の点検を平常時よりも特に綿密に行いつつ、作業を継続する。

誤り

 

悪天候時に危険が予想される場合、気象情報の把握や点検は必要ですが、

「作業継続」は間違いです。危険が予想されるなら作業を中止・延期すべきです。

安全第一の原則に反しています。

選択肢3. 事業者は原則として、労働者を雇い入れたときの教育に加え、作業内容を変更した際も、安全装置や保護具の性能及び取扱い方法等、あらためて必要な教育を行わなければならない。

正しい

 

労働安全衛生法では、雇い入れ時の安全教育に加え、

作業内容の変更時にも安全装置や保護具の使用方法など、

改めて必要な教育を行うことが定められています。

選択肢4. 足場の組立て等の作業では、作業員の墜落防止のため、安全帯を使用させる等の措置を講ずれば、立入禁止の措置及び防網の設置は省略できる。

誤り

 

足場作業での墜落防止は、安全帯の使用だけでは不十分です。

立入禁止措置や防網設置も含めた複合的な対策が必要とされています。

まとめ

感電防止、悪天候対応、墜落防止などは単一の対策では不十分で、複合的な措置が必要です。

労働者への安全教育は雇用時だけでなく、作業内容変更時にも実施する義務があります。

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