1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問79 ((旧)平成25年〜27年度 問79)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問79((旧)平成25年〜27年度 問79) (訂正依頼・報告はこちら)

移動式クレーン作業を行う場合、事業者が実施すべき安全対策に関する次の記述のうち、クレーン等安全規則上、正しいものはどれか。
  • 転倒防止のために必要な広さ及び厚みを有する鉄板を敷設する等の措置を講じることにより、定格荷重を超える荷重をかけてクレーンを使用することができる。
  • 強風のためクレーン作業を中止した場合であっても、クレーンが転倒するおそれがある場合は、ジブの位置を固定させるなどにより危険を防止する措置を講じなければならない。
  • つり上げた資材の下に労働者が立ち入っていないか当該作業の作業主任者が十分確認することにより、資材をつり上げたままで運転者が運転席から離れることができる。
  • クレーンによりやむを得ず労働者を運搬又はつり上げる場合は、つり具に専用のとう乗設備を設けるか、又は当該作業の作業主任者に監視をさせて行わなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

チェックポイント

定格荷重=負荷させられる最大荷重―吊り具の質量

ジブ=重機から突き出ている腕の部分

1.誤りです。定格荷重を超える荷重を超えて、クレーンを使用することはできません。

2.設問のとおりです。

3.誤りです。資材を吊ったまま運転席から離れることはできません。

4.誤りです。クレーンによりやむを得ず労働者を運搬又はつり上げる場合はクレーンのつり具に専用の搭乗設備を設けて労働者を乗せることができます。「又は作業主任者に監視」では、専用の搭乗設備を設けるかどうかがわからないので、誤りとなります。

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02

1→誤りです。

どのような措置を講じたとしても、クレーンの定格荷重を

超える載荷をしてはいけません。

2→設問通りです。

強風で作業を中止するときは、転倒防止の為にジブを固定します。

3→誤りです。

運転者がクレーンの運転席から離れる時は、

クレーンの荷を下ろして、エンジンを切り、ブレーキをかけます。

4→誤りです。

クレーンで人を運搬するときは、監視がある場合でも、

専用の運搬用具を使用しなければなりません。

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03

移動式クレーン作業の安全は、クレーン等安全規則で厳しく管理されています。

選択肢1. 転倒防止のために必要な広さ及び厚みを有する鉄板を敷設する等の措置を講じることにより、定格荷重を超える荷重をかけてクレーンを使用することができる。

誤り

 

定格荷重を超える荷重をかけることは絶対禁止です。

鉄板敷設などの転倒防止措置は、定格荷重内での安全を確保するものです。

選択肢2. 強風のためクレーン作業を中止した場合であっても、クレーンが転倒するおそれがある場合は、ジブの位置を固定させるなどにより危険を防止する措置を講じなければならない。

正しい

 

強風でクレーン作業を中止した場合、クレーンが転倒するおそれがあるときは、

ジブを水平に固定させるなどの危険防止措置を講じることはクレーン等安全規則で定められています。

選択肢3. つり上げた資材の下に労働者が立ち入っていないか当該作業の作業主任者が十分確認することにより、資材をつり上げたままで運転者が運転席から離れることができる。

誤り

 

つり上げた荷の下に労働者がいないか確認しても、運転者が運転席から離れることは禁止です。

常時つり上げ状態を監視し、運転席から離れずに操作対応できる状態にいなければなりません。

選択肢4. クレーンによりやむを得ず労働者を運搬又はつり上げる場合は、つり具に専用のとう乗設備を設けるか、又は当該作業の作業主任者に監視をさせて行わなければならない。

誤り

 

労働者をやむを得ずクレーンでつり上げ・運搬する場合、

つり具に専用のとう乗設備を設け、作業主任者に監視させます。

まとめ

格荷重の遵守、強風時の危険防止措置、運転者の責任ある操作、労働者運搬時の専用設備や監視が重要です。

特に注意すべきは、どのような状況でも定格荷重は絶対に超過できず、危険防止措置は必須ということです。

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