1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問92 ((旧)平成25年〜27年度 問92)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問92((旧)平成25年〜27年度 問92) (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート標準示方書に規定されている鉄筋の加工及び組立の誤差に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。
問題文の画像
  • 組み立てた鉄筋の中心間隔の許容誤差は、+-20mmとする。
  • 鉄筋加工後の全長Lに対する寸法の許容誤差は、+-20mmとする。
  • 組み立てた鉄筋の有効高さの許容誤差は、設計寸法の+-3%、又は+-30mmのうち小さい値とする。
  • スターラップ、帯鉄筋、らせん鉄筋を除く鉄筋の加工寸法a、bの許容誤差は、D25以下の異形鉄筋では、+-30mmとする。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問のとおりです。コンクリート標準示方書・施工編の11.7.2「鉄筋工の検査」の表11.7.7では鉄筋の配置について、「中心間隔」の許容誤差は±20mm(標準)としています。

2. 設問のとおりです。鉄筋加工後の全長Lに対する寸法の許容誤差は、+-20mmです。

3. 設問のとおりです。組み立てた鉄筋の有効高さの許容誤差は、設計寸法の+-3%、又は+-30mmのうち小さい値とします。

4.誤りです。スターラップ、帯鉄筋、らせん鉄筋を除く鉄筋(径28mm以下の丸鋼、D25以下の異形鉄筋)の許容誤差は+-15mmとなっています。

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02

鉄筋の加工及び組み立てに関する「誤差」の問題です。

1.適当です

 「中心間隔」の許容誤差=±20mm 

2.適当です

 「鉄筋加工後」の全長Lの許容誤差=±20mm

3.適当です

 「組み立てた鉄筋の有効高さ」の許容誤差

 =設計寸法の±3%又は±30mmのうち少ない方

4.適当ではありません。

 (スターラップ、帯鉄筋、らせん鉄筋を除く)鉄筋の「加工寸法a,b」の

 許容誤差:D25以下=±15mm、D29以上D41以下=±20mm

※許容誤差に関しては少なくともこの問題にでてくる範囲は覚えておきましょう。

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03

鉄筋の加工・組立における許容誤差は、構造体の安全性を確保するため細かく定められています。

選択肢1. 組み立てた鉄筋の中心間隔の許容誤差は、+-20mmとする。

正しい

 

配筋の精度を保つ上で適切な値です。

組み立てた鉄筋の中心間隔の許容誤差±20mmは、標準示方書で規定された基準です。

選択肢2. 鉄筋加工後の全長Lに対する寸法の許容誤差は、+-20mmとする。

正しい

 

加工精度の重要な管理項目です。

鉄筋加工後の全長Lに対する寸法の許容誤差±20mmは標準示方書で規定された基準です。

選択肢3. 組み立てた鉄筋の有効高さの許容誤差は、設計寸法の+-3%、又は+-30mmのうち小さい値とする。

正しい

 

有効高さは構造体の耐力に直結する重要な寸法なため、

設計寸法の±3%または±30mmのいずれか小さい方という厳しい基準が設定されています。

選択肢4. スターラップ、帯鉄筋、らせん鉄筋を除く鉄筋の加工寸法a、bの許容誤差は、D25以下の異形鉄筋では、+-30mmとする。

誤り

 

スターラップ、帯鉄筋、らせん鉄筋を除く鉄筋の加工寸法a、bの許容誤差は、

D25以下の異形鉄筋では±30mmではなく、±15mm等が正しい基準です。

なお、鉄筋径による区分があります。

まとめ

全長、中心間隔、有効高さなど各項目ごとに基準値が異なり、

特に有効高さは設計値の3%以下という厳しい管理が求められます。

加工寸法の許容誤差も鉄筋径によって異なるため、正確な基準の把握が重要です。

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