1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問91 ((旧)平成25年〜27年度 問91)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問91((旧)平成25年〜27年度 問91) (訂正依頼・報告はこちら)
- 圧送後の先送りモルタルは、原則として型枠内に打ち込まない。
- 打込み及び締固めでは、打込み順序、打込み速度、打込み高さ、打重ね時間間隔、打継目の位置、締固め作業高さ、締固め方法などが計画どおりであることを確認する。
- 型枠及び支保工は、想定した荷重に対し、十分な強度と安全性を有することが必要であるため、型枠及び支保工の計算結果を十分確認しておく。
- 沈みひび割れの防止は、ブリーディングが生じている段階で仕上げを終えるように施工管理するのがよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.設問のとおりです。コンクリートの品質確保のため、打込み順序、打込み速度、打込み高さ、打重ね時間間隔、打継目の位置、締固め作業高さ、締固め方法などが計画どおりであることを確認しなければなりません。
3.設問のとおりです。部材に生じる支持力、曲げ・せん断応力、たわみなどを計算して、許容値に対する検討を行う必要があります。
4.誤りであり、適当ではありません。ブリーディングとは、フレッシュコンクリート中において、水が、骨材,セメント粒子の沈降に伴ってコンクリート上面に上昇する現象です。型枠等の間にブリーディングが発生した場合は、コンクリートの強度に悪影響を与えますのでバイブレーターによる再撹拌が必要となります。
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02
1.適当です。
「先送り」モルタルは原則として型枠内に打ち込まない、
を覚えておきましょう。
2.適当です。
まさしく本文の通りです。
3.適当です。
まさしく本文の通りです。
4.誤っています。
「ブリーディングが生じている」とは一体どういう現象なのかを
まず考えましょう。
目に見える現象としてコンクリート表面に水が浮き上がります。
コンクリート=セメント+骨材+水でできているので
密度の高いセメント・骨材は下降し、水は浮き上がります。
対処法としてはタンピングなどでコンクリートに再振動を与える方法が
あります。
とにかくそのまま仕上げを終えるのはだめです。
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03
コンクリートの品質管理は、施工段階での細かい確認と、ひび割れ防止への配慮が重要です。
正しい
圧送後の先送りモルタルは品質が不確実で、型枠内に入ると、
打ち込まれたコンクリート品質に悪影響を与えます。型枠外排出が原則です。
正しい
打込み順序、打込み速度、打込み高さ、打重ね時間間隔など、
コンクリートの品質に大きく影響するため、計画どおり実施できているか確認が必須です。
正しい
型枠・支保工の強度計算確認は、想定荷重に耐えられるか判定する基本です。
不十分だと型枠崩壊や構造物のゆがみが生じます。
誤り
沈みひび割れ防止は、ブリーディングが「生じている段階」ではなく、
「完全に終了した後」に仕上げるべきです。
ブリーディング水が残っている段階で仕上げると、その後の水引きでひび割れが発生します。
先送りモルタルの処理、打込み・締固めの管理、型枠の安全確保、
ブリーディング完了後の仕上げなど、各段階でやるべきことが決まっています。
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