1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問1 (選択問題 問1)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問1(選択問題 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
- 土の含水比試験結果は、土の間隙中に含まれる水の質量と土粒子の質量の比で示され、乾燥密度と含水比の関係から盛土の締固めの管理に用いられる。
- 粒度試験結果は、粒径加積曲線で示され、曲線の立っているような土は粒径の範囲が狭く、土の締固めでは締固め特性のよい土として判断される。
- 一軸圧縮試験結果は、飽和した粘性土地盤の強度を求め、盛土及び構造物の安定性の検討に用いられる。
- 圧密試験結果は、飽和した粘性土地盤の沈下量ならびに沈下時間の推定に用いられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
適当でないものは「粒度試験結果は、粒径加積曲線で示され、曲線の立っているような土は粒径の範囲が狭く、土の締固めでは締固め特性のよい土として判断される。」です。
設問のとおりです。締固めた土の密度、強度(硬さ、強さ)は、含水比によって変化します。
誤りです。曲率半径の値が1〜3または10以上の場合は粒度分布が良い、値が4〜5の場合は粒度分布が悪いとされています。
設問のとおりです。飽和した粘性土地盤の強度を求め、盛土及び構造物の安定性の検討に用いられます。最大圧縮応力を求める試験です。
設問のとおりです。粘土地盤の上に構造物を設置する場合にその粘土層が将来的にどのくらい沈下するのかいつまで沈下が続くのかを計算するために必要な基礎定数を求める試験です。
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02
適当でないものは「粒度試験結果は、粒径加積曲線で示され、曲線の立っているような土は粒径の範囲が狭く、土の締固めでは締固め特性のよい土として判断される。」です。
適当です。
本文の内容は複雑ですが必ず覚えましょう。
土の含水比試験→ (土の中の)水の質量:土粒子の質量
※盛土の締固めの管理に用いられます。
適当ではありません。
粒度分布曲線が立っている(傾きが急)場合は、ほぼ同じ大きさの粒子が集中しているため、粒径の範囲が狭い均一な土を示します。
一方、曲線がゆるやか(傾きが緩い)になるほど大小さまざまな粒子が混ざり、粒径の範囲が広い良質な土となり、締固め特性も良好です。
適当です。
本文の通りです。
適当です。
本文の通りです。
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03
土質試験は地盤の性質を把握し、施工計画や設計に活用する基本です。
正しい
含水比は土粒子の質量に対する水の質量の比で示され、
乾燥密度との関係から盛土締固め管理に活用されます。標準的な試験方法です。
誤り
粒径加積曲線が立っている土は粒径範囲が狭く、むしろ締固め特性が悪い傾向にあります。
締固め特性が良いのは粒径範囲が適度に広い曲線が緩い土です。
正しい
一軸圧縮試験は飽和粘性土の非排水せん断強度を求め、
盛土や構造物の安定性検討に重要な試験です。
正しい
圧密試験は飽和粘性土地盤の沈下量と沈下時間を推定するため、
軟弱地盤の評価に用いられます。
含水比・乾燥密度は締固め管理、粒度試験は粒径分布の評価、
一軸圧縮試験は強度評価、圧密試験は沈下予測と、それぞれ異なる用途があります。
特に粒度試験では、粒径範囲が狭い土ほど締固め特性が悪く、
むしろ粒径が広く分布する土が締固めやすいという点が重要なポイントです。
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