1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問2 (選択問題 問2)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問2(選択問題 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 高含水比の建設発生土は、なるべく薄く敷き均した後、十分な放置期間をとり、ばっ気乾燥を行うか処理材を混合調整して使用する。
- 支持力や施工性が確保できない建設発生土は、現場内で発生する他の材料と混合したり、セメントや石灰による安定処理をして使用する。
- 高含水比の粘性土の建設発生土は、高盛土に用いる場合、盛土内の含水比を低下させるため、透水性のよい山砂により一定の高さごとに盛土内に排水層を設けて使用する。
- 透水性のよい砂質土の建設発生土は、土羽土として使用をはかり、礫質土の建設発生土は排水処理と安定性向上のため法肩へ使用する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 設問のとおりです。セメントや石灰を使用して安定処理をする場合がありますが、石灰を使用した場合の方が効果が高い点もチェックしておきましょう。
3.設問のとおりです。工法としては別ですが、概念としてはサンドドレーンと同じと言えます。
4.誤りです。礫等は法尻に使用します。
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02
盛土などに使用される「建設発生土」に関する問題です。
1.適当です。
「高含水比」の建設発生土に対する処理方法です。
頻出ですので覚えておいてください。
2.適当です。
「安定処理」に関して述べています。
安定処理に使用される「セメント」や「石灰」という部分もキーワードです。
3.適当です。
「高含水比」の建設発生土を「高盛土」に使用する際の処置です。
4.適当ではありません。
土羽(法面)土には透水性のよい砂質土の建設発生土ではなく、
耐浸透性かつ耐浸食性の土質を使用します。
礫質土は法肩ではなく法尻に使用します。
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03
建設発生土の盛土への有効利用には、土の性質に応じた適切な配置が必要です。
正しい
高含水比の建設発生土は、ばっ気乾燥により含水比を低下させるか、
セメント・石灰で安定処理して使用します。
正しい
支持力や施工性が不十分な建設発生土は、
他の材料との混合や、セメント・石灰による安定処理で改善します。
正しい
高含水比の粘性土を高盛土に使用する場合、
透水性の良い山砂で排水層を設け、
盛土内の含水比を低下させることは有効な対策です。
誤り
礫質土の建設発生土を法肩に使用することはできません。
法肩には強度と耐侵食性が必要であり、礫質土の使用箇所は内部や排水性が必要な場所が適切です。
高含水比の粘性土は排水層の設置と安定処理、支持力不足は混合や安定処理、
砂質土は透水性を活かして土羽土に使用します。
礫質土は排水性が必要な内部箇所に用いられ、法肩には使用できないという点が重要なポイントです。
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