1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問33 (選択問題 問33)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問33(選択問題 問33) (訂正依頼・報告はこちら)
- 着岩コンクリートは、岩盤との付着性、不陸のある岩盤に対しても容易に打ち込めて一体性を確保できることが要求される。
- 外部コンクリートは、水密性、すりへり作用に対する抵抗性、耐凍害性が要求される。
- 構造用コンクリートは、鉄筋や埋設構造物との付着性、鉄筋や型枠などの狭あい部での施工性に優れていることが要求される。
- 内部コンクリートは、水圧などの作用を自重で支える機能を持ち、単位容積質量、圧縮強度、化学的侵食に対する抵抗性が要求される。
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この過去問の解説 (3件)
01
誤っているものは「内部コンクリートは、水圧などの作用を自重で支える機能を持ち、単位容積質量、圧縮強度、化学的侵食に対する抵抗性が要求される。」です。
設問の通りです。着岩コンクリートは岩盤と接する個所に使用されるコンクリートのことです。通常の打設厚の1/2で打設され、数回程度打設されます。
設問の通りです。外部コンクリートは上下流面と堤頂部に使用されるコンクリートのことです。外部環境の影響に対応するため耐久性、水密性が求められます。
設問の通りです。締固めなど付随する一連の作業の施工性も考慮します。
誤りです。文字通り、内部を構成するコンクリートでダムの安定性を確保するために強度と重量が必要とされます。
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02
誤っているものは「内部コンクリートは、水圧などの作用を自重で支える機能を持ち、単位容積質量、圧縮強度、化学的侵食に対する抵抗性が要求される。」です。
適当です。
本文の通りです。「着岩コンクリート」について述べています。
適当です。
本文の通りです。「外部コンクリート」について述べています。
適当です。
本文の通りです。「構造用コンクリート」について述べています。
適当ではありません。
内部コンクリートは、水圧などの荷重を自重で支える役割があります。一方、外部環境に直接さらされないため、化学的な浸食に対する高い抵抗性はそれほど求められません。
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03
適当でないのは、内部コンクリートの記述です。内部コンクリートで特に重要なのは、温度ひび割れを抑えること(低発熱性)と所要の単位容積質量・圧縮強度の確保です。記述にある化学的侵食に対する抵抗性は、主として水や凍結、磨耗などに直接さらされる外部コンクリートで重視される性能であり、内部コンクリートの代表的な要求性能として一般化するのは適切ではありません。
基礎岩盤の不陸にしっかり追従し、岩盤との付着性を高めて一体性を確保できることが求められます。ワーカビリティの良さや充填性が重要で、説明は適切です。
外気や水に直接さらされ、波浪・越流・摩耗・凍結融解の影響を受けます。したがって水密性、すりへり作用に対する抵抗性、耐凍害性が必要です。説明は適切です。
ギャラリー周辺や鉄筋・埋設物のある部位で使われ、鉄筋・埋設物との付着性や狭あい部での施工性が重要です。説明は適切です。
ダム本体の大部分を占め、自重で水圧などの外力を支えるための単位容積質量と圧縮強度は重要です。加えて最重要は水和熱の抑制や温度応力管理で、低発熱性・温度ひび割れ抵抗が求められます。記述のように化学的侵食抵抗を主要要求として並べるのは不適切で、内部コンクリートの本質的ポイントが抜けています。
重力式コンクリートダムの配合区分ごとの要点は、
・着岩:付着性・充填性で岩盤と一体化。
・外部:水密性・耐摩耗・耐凍害で外的作用に耐える。
・構造用:鉄筋や埋設物との付着性・施工性を確保。
・内部:単位容積質量・強度に加え、低発熱性と温度ひび割れの抑制が最重要。
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