1級土木施工管理技士 過去問
平成29年度 択一式
問2 (選択問題 問2)
問題文
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
1級土木施工管理技士試験 平成29年度 択一式 問2(選択問題 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
- 土の掘削・運搬中の土量の損失及び基礎地盤の沈下による盛土量の増加は、原則として変化率に含まれない。
- 土量の変化率Cは、地山の土量と締め固めた土量の体積比を測定して求める。
- 土量の変化率は、実際の土工の結果から推定するのが最も的確な決め方である。
- 土量の変化率Lは、土工の配分計画を立てる上で重要であり、工事費算定の要素でもある。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
2.設問の通りです。土量の変化率Cは土の配分計画を立てる時に必要となります。C=締め固めた土量 / 地山の土量 で計算します。
3.設問の通りです。変化率はできるだけ、実際の土工の結果から推定するのが最も良い方法とされています。特に変化率C は、類似現場の実績を活用することが実用的です。
4.誤りです。土量の変化率Lは「運搬計画」で使用します。 L=ほぐれた土量 / 地山の土量 で計算します。
参考になった数38
この解説の修正を提案する
02
1→設問通りです。
土の掘削・運搬中の土量の損失及び基礎地盤の沈下が原因の
盛土量の増加は、変化率に含みません。
2→設問通りです。
土量の変化率C=締め固めた土量÷地山土量です。
3→設問通りです。
土量の変化率は、実際に行った試験施工の結果から判断します。
4→誤りです。
土量の変化率Lは、土工の運搬計画を立てる上で重要です。
参考になった数15
この解説の修正を提案する
03
適当でないのは「土量の変化率Lは、土工の配分計画を立てる上で重要であり、工事費算定の要素でもある。」です。
L(ほぐし率)は主に運搬(ダンプの台数など)を考えるときに使い、配分計画(切土と盛土のつじつま合わせ)ではC(締固め率)が重要になります。
これは適切な記述です。
土量の変化率は、土が「地山→ほぐし→締固め」で体積が変わる分(性質としての増減)を表します。一方、こぼれ落ちなどの損失や、地盤沈下で追加が必要になる分は、変化率とは別に「見込み(ロス・沈下分)」として扱うのが基本です。
これは適切な記述です。
C(締固め率)は、地山を基準にしたときの「締め固め後の体積の比」です。
式で書くと、C=締め固め土量÷地山土量のイメージです(現場条件で変わるので、試験施工や実績などで決めます)。
これは適切な記述です。
土の種類・含水比・締固めの程度・施工方法で変化率は動くため、類似現場の実績や試験施工の結果を使って決めるのが精度が上がります。
これは適当ではありません。
L(ほぐし率)は、掘った土がバラけて体積が増えた「運搬する状態」の比で、運搬計画(ダンプ何台で何回運ぶか)に使います。配分計画(切土量と盛土量のつじつま合わせ)で中心になるのは、締め固め後に何m³でき上がるかを見るC(締固め率)です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問1)へ
平成29年度 択一式 問題一覧
次の問題(問3)へ