1級土木施工管理技士 過去問
令和7年度
問101 (問題B ユニットf 問15)
問題文
① 締固めを行う際には、バイブレータを鉄筋にあてて鉄筋を振動させる。
② コンクリートを打ち重ねる場合、上層コンクリートの締固めでは、棒状バイブレータが下層のコンクリートに10cm程度挿入するようにして締め固める。
③ コンクリートの仕上げは、締固めが終わり、上面にしみ出た水が残った状態で行う。
④ 仕上げ作業後、コンクリートが硬化するまでに発生したひび割れは、タンピングと再仕上げによって修復する。
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問題
1級土木施工管理技士試験 令和7年度 問101(問題B ユニットf 問15) (訂正依頼・報告はこちら)
① 締固めを行う際には、バイブレータを鉄筋にあてて鉄筋を振動させる。
② コンクリートを打ち重ねる場合、上層コンクリートの締固めでは、棒状バイブレータが下層のコンクリートに10cm程度挿入するようにして締め固める。
③ コンクリートの仕上げは、締固めが終わり、上面にしみ出た水が残った状態で行う。
④ 仕上げ作業後、コンクリートが硬化するまでに発生したひび割れは、タンピングと再仕上げによって修復する。
- ①③
- ②④
- ①②④
- ②③④
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この過去問の解説 (1件)
01
適切なのは②と④の組合せです。
コンクリートの打ち重ねでは上層の締固め時にバイブレータを下層へ少し挿入すること、そして硬化前に生じたひび割れはタンピングと再仕上げで補修できることがポイントです。
①この記述は不適切です。
内部振動機(棒状バイブレータ)は、鉄筋に直接あてて振動させてはいけないとされています。
理由としては、
・鉄筋が動いてかぶり厚さが不足する
・鉄筋がずれて設計どおりの位置を保てなくなる
・その部分だけ粗骨材が分離しやすくなる
といった問題が起きるからです。バイブレータはコンクリートそのものに挿入して締固めるのが正しい使い方です。
②この記述は適切です。
コンクリートを層ごとに打ち込むとき、打ち継ぎ面の一体化がとても大切です。
そのため、上の層を締め固めるときには、
・棒状バイブレータを下の層に少し(10cm程度)挿し込んで振動させる
ことで、上下のコンクリートがよくなじみ、打ち継ぎ目がはっきり残らないようにします。
これにより、一体の構造体としての強度や水密性が確保されます。
③この記述は不適切です。
締固めのあと、コンクリートの上面にはブリージング水(しみ出た水)がたまりますが、この水が残っている状態で仕上げをしてはいけないとされています。
水が残ったまま仕上げると、
・表面付近が水で薄められて弱い層になる
・ひび割れやはく離(表面がはがれる)の原因になる
といった不具合が起こりやすいです。
仕上げは、しみ出た水が引いてから行うのが原則です。
④この記述は適切です。
まだ完全に硬化していない塑性状態のコンクリートでは、
・沈下ひび割れ ・塑性収縮ひび割れ
などが表面に出ることがあります。この段階であれば、
・タンピング(軽くたたいて締め直す)
・こてによる再仕上げ
を行うことで、ひび割れを閉じて表面を整えることができます。
ただし、すでに硬化が進んだ後のひび割れはこの方法では直せないので、別の補修が必要になります。
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