1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問13 (土工・コンクリート・基礎工 問8)
問題文
コンクリートの配合に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
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1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問13(土工・コンクリート・基礎工 問8) (訂正依頼・報告はこちら)
コンクリートの配合に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- コンクリートの圧縮強度の目標値は、1回の試験値が圧縮強度の特性値(設計基準強度)を下回る確率が5%以下になるように定めるとよい。
- JIS A 5308では、荷卸し箇所での普通コンクリートの空気量の目標値は4.5%である。
- 水セメント比は、コンクリートの圧縮強度の目標値、コンクリートの劣化に対する抵抗性ならびに物質の透過に対する抵抗性等を考慮して、定まるもののうちで、最小の値とする。
- スランプは、運搬、打込み、締固め等の作業に適する範囲内で、できるだけ大きくなるように定める。
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この過去問の解説 (1件)
01
コンクリートの配合とは、セメント、水、細骨材(砂)、粗骨材(砂利や砕石)などを、どのような割合で混ぜるかを決めることです。
適切です。
圧縮強度とは、コンクリートが押しつぶされる力にどのくらい耐えられるかを表す強度です。
コンクリートは同じ配合で製造しても、材料や製造条件などの違いによって、圧縮強度に多少のばらつきが生じます。
そのため、目標とする圧縮強度は、設計基準強度と同じ値にするのではなく、ばらつきを考慮して高めに設定する必要があります。
一般に、1回の圧縮強度試験値が圧縮強度の特性値を下回る確率を5%以下とするように、配合強度を定めます。
これにより、コンクリートが必要な強度を満たすように品質を管理できます。
適切です。
コンクリートには、練り混ぜる際に小さな空気の泡が含まれます。
適切な量の空気を含ませることで、コンクリートの施工性や凍結融解に対する抵抗性を高めることができます。
凍結融解とは、コンクリート内部の水が凍ったり溶けたりすることです。
コンクリート内部に適切な空気の泡があると、水が凍って膨張したときの圧力を和らげる働きがあります。
JIS A 5308(レディーミクストコンクリート)では、荷卸し箇所における普通コンクリートの空気量の目標値を4.5%としています。
なお、一般的な許容差は±1.5%であり、通常は3.0~6.0%の範囲となります。
適切です。
水セメント比とは、セメントの質量に対する水の質量の割合のことです。
次の式で求めます。
水セメント比=水の質量セメントの質量×100(%)
一般に、水セメント比が小さいほど、コンクリートは密実になり、圧縮強度が高くなります。
また、水が通りにくくなるため、塩分などが内部に侵入しにくくなり、耐久性の向上にもつながります。
水セメント比を決める際には、圧縮強度、劣化に対する抵抗性、物質の透過に対する抵抗性などを考慮します。
それぞれの条件を満たす水セメント比の上限を求め、その中で最も小さい値を採用することが基本です。
例えば、各条件から求めた水セメント比の上限が50%、55%、60%であれば、最も小さい50%を採用します。
不適切です。
スランプとは、固まる前のコンクリートがどのくらい軟らかいかを表す指標です。
スランプ試験では、スランプコーンという型にコンクリートを詰め、型を引き上げたときにコンクリートがどれだけ下がるかを測定します。
スランプが大きいほど流動しやすくなり、狭い場所や鉄筋の多い場所にもコンクリートを流し込みやすくなります。
しかし、必要以上にスランプを大きくすると、骨材とセメントペーストが分かれる材料分離などが生じるおそれがあります。
また、水を増やしてスランプを大きくすると、水セメント比が増加し、コンクリートの強度や耐久性が低下する場合があります。
そのため、スランプは、運搬、打込み、締固めなどの作業に支障がない範囲で、できるだけ小さく設定することが基本です。
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