1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問14 (土工・コンクリート・基礎工 問9)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問14(土工・コンクリート・基礎工 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリートの打込みに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 打込みの計画では、打重ね時間間隔は、コンクリートが予定の時刻に届かない場合も想定して、余裕をもった計画を立てることが重要である。
  • 集中豪雨は、ほとんどが積乱雲の発生に起因するものであるため、現場においては、雲の種類、動き、風の変化等にも気を配る必要がある。
  • 高さのある壁又は柱において、1回の打上がり高さと打上がり速度は、一般には、コンクリートの打上がり速度を30分当たり1.5m程度以下とする。
  • 打込みを行う1層の高さは、棒状バイブレータを下層のコンクリートまで挿入して上層と下層が一体化できる高さを超えないよう、一般に、1m程度以下とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

コンクリートの打込みとは、まだ固まっていないコンクリートを型枠の中に流し込み、所定の形に仕上げる作業のことです。

コンクリートを打ち込む際には、材料分離やひび割れ、締固め不足などが生じないように、打込みの高さや速度、時間間隔を適切に管理する必要があります。

選択肢1. 打込みの計画では、打重ね時間間隔は、コンクリートが予定の時刻に届かない場合も想定して、余裕をもった計画を立てることが重要である。

適切です。

打重ね時間間隔とは、先に打ち込んだコンクリートの上に、次のコンクリートを打ち込むまでの時間のことです。

コンクリートは時間が経つと徐々に固まり始めるため、打重ねまでの時間が長くなりすぎると、上下のコンクリートが十分に一体化しなくなるおそれがあります。

このように、打ち重ねた部分に弱い境目ができることをコールドジョイントといいます。

そのため、コンクリートの運搬車が渋滞などで遅れる場合も考慮し、余裕をもった打込み計画を立てることが重要です。

選択肢2. 集中豪雨は、ほとんどが積乱雲の発生に起因するものであるため、現場においては、雲の種類、動き、風の変化等にも気を配る必要がある。

適切です。

積乱雲とは、縦方向に大きく発達し、激しい雨や雷などを発生させる雲のことです。

積乱雲が発達すると、短時間で非常に強い雨が降ることがあります。

コンクリートの打込み中に強い雨が降ると、表面のセメント分が洗い流されたり、余分な水が混ざったりして、品質が低下するおそれがあります。

そのため、天気予報だけでなく、現場でも雲の動きや風の変化などを確認し、急な天候の悪化に備える必要があります。

選択肢3. 高さのある壁又は柱において、1回の打上がり高さと打上がり速度は、一般には、コンクリートの打上がり速度を30分当たり1.5m程度以下とする。

適切です。

打上がり速度とは、コンクリートを打ち込むことによって、型枠内のコンクリートの高さが上昇する速さのことです。

壁や柱のように高さがある構造物では、コンクリートを急いで打ち込むと、下の部分に大きな圧力がかかります。

また、コンクリートが固まる前に次々と打ち込むことで、沈下によるひび割れなどが発生するおそれもあります。

そのため、一般的な打上がり速度は、30分当たり1.0~1.5m程度を標準としています。

打上がり速度を適切に管理することで、型枠にかかる圧力やコンクリートの沈下による悪影響を抑えることができます。

選択肢4. 打込みを行う1層の高さは、棒状バイブレータを下層のコンクリートまで挿入して上層と下層が一体化できる高さを超えないよう、一般に、1m程度以下とする。

不適切です。

コンクリートを打ち込む際には、内部の余分な空気を取り除き、すき間なく密実にするために、棒状バイブレータを使用します。

棒状バイブレータとは、振動によってコンクリートを締め固める機械のことです。

1層の高さが大きすぎると、バイブレータの振動が十分に伝わらず、締固め不足が生じるおそれがあります。

そのため、コンクリートの打込みでは、1層の高さを40~50cm以下とすることが標準です。

また、2層以上に分けて打ち込む場合は、棒状バイブレータを下層のコンクリートに10cm程度挿入することで、上層と下層を一体化させます。

このように、1層の高さを適切に管理することで、コンクリート全体を均一に締め固めることができます。

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