1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問16 (土工・コンクリート・基礎工 問11)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問16(土工・コンクリート・基礎工 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

暑中コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 暑中コンクリートとして施工計画を立て施工を行うのは、日平均気温が30℃を超えることが予想される場合である。
  • 暑中コンクリートで、練上がりコンクリートの温度を低くするために、なるべく低い温度の練混ぜ水を用いるのが効果的である。
  • 暑中コンクリートでは、コールドジョイントの発生防止のため、減水剤、AE減水剤については、遅延形のものを用いる。
  • 暑中コンクリートでは、練混ぜ後できるだけ早い時期に打ち込まなければならないことから、練混ぜから打ち終わりまでの時間は1.5時間以内を原則とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

暑中コンクリートとは、気温が高い時期に施工するコンクリートのことです。

気温が高いと、コンクリートの水分が蒸発しやすくなり、通常より早く固まり始めるため、施工や品質の管理に注意が必要です。

選択肢1. 暑中コンクリートとして施工計画を立て施工を行うのは、日平均気温が30℃を超えることが予想される場合である。

不適切です。

暑中コンクリートは、日平均気温が25℃を超えることが予想される場合に適用します。

気温が高いと、コンクリートの温度も上昇し、セメントと水の反応が速く進みます。

その結果、コンクリートが早く固まり始め、打込みや締固めが難しくなったり、ひび割れが発生しやすくなったりします。

そのため、暑中コンクリートでは、材料の温度管理や運搬時間の短縮、打込み後の養生などを適切に行う必要があります。

選択肢2. 暑中コンクリートで、練上がりコンクリートの温度を低くするために、なるべく低い温度の練混ぜ水を用いるのが効果的である。

適切です。

練混ぜ水とは、コンクリートをつくる際に、セメントや骨材などと混ぜ合わせる水のことです。

暑中コンクリートでは、材料の温度が高いと、練り上がったコンクリートの温度も高くなります。

コンクリートの温度が高くなると、固まり始めるまでの時間が短くなり、施工が難しくなる場合があります。

そのため、なるべく温度の低い練混ぜ水を使用することで、コンクリートの温度上昇を抑えることができます。

また、必要に応じて骨材を日陰で保管したり、散水して冷却したりする方法も効果的です。

選択肢3. 暑中コンクリートでは、コールドジョイントの発生防止のため、減水剤、AE減水剤については、遅延形のものを用いる。

適切です。

コールドジョイントとは、先に打ち込んだコンクリートが固まり始めた後に、次のコンクリートを打ち重ねたことで生じる弱い境目のことです。

コールドジョイントができると、コンクリートの強度や耐久性が低下するおそれがあります。

暑中コンクリートでは、気温が高いため、コンクリートが通常より早く固まり始めます。

そのため、必要に応じて凝結(固まり始めること)を遅らせる遅延形の減水剤やAE減水剤を使用します。

減水剤は、コンクリートの施工性を確保しながら練混ぜ水を減らすための材料です。

AE減水剤は、減水効果に加えて、小さな空気の泡をコンクリート中に取り込む働きもあります。

遅延形のものを使用すると、コンクリートが固まり始めるまでの時間を延ばし、コールドジョイントの発生を防ぎやすくなります。

選択肢4. 暑中コンクリートでは、練混ぜ後できるだけ早い時期に打ち込まなければならないことから、練混ぜから打ち終わりまでの時間は1.5時間以内を原則とする。

適切です。

暑中コンクリートでは、気温が高いため、練混ぜ後のコンクリートが早く固まり始めます。

そのため、練混ぜから打込み終了までの時間が長くなると、コンクリートの流動性が低下し、打込みや締固めが難しくなります。

また、先に打ち込んだコンクリートが固まり始めると、コールドジョイントが生じるおそれもあります。

このような問題を防ぐため、暑中コンクリートでは、練混ぜから打込み終了までの時間を原則1.5時間以内とします。

ここでいう1.5時間は、運搬時間だけではなく、練混ぜを開始してから打込みを終えるまでの時間です。

そのため、運搬車の手配や打込み作業を適切に計画し、できるだけ速やかに施工することが重要です。

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