1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問45 (専門土木 問25)
問題文
水中コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
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1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問45(専門土木 問25) (訂正依頼・報告はこちら)
水中コンクリートに関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 水中コンクリートの打込みは、打上りの表面をなるべく水平に保ちながら所定の高さ又は水面上に達するまで、連続して打ち込むものとする。
- 一般の水中コンクリートでは、材料分離抵抗性を高めて圧縮強度の低下を小さくするためには、細骨材率を大きくすることも効果的である。
- 水中不分離性コンクリートの打込みは、コンクリートポンプあるいはトレミーを用いて行うが、筒先を打ち込まれたコンクリートに挿入しないで打ち込むことが望ましい。
- 水中不分離性コンクリートは、一般の水中コンクリートよりも、トレミー1本あたりで打ち込むことのできる面積を大きくすることができる。
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この過去問の解説 (1件)
01
水中コンクリートとは、海や川などの水中で打ち込むコンクリートのことです。
水中でコンクリートを打ち込む場合、水の影響によってセメントや骨材が分離し、強度や品質が低下するおそれがあります。
適切です。
水中コンクリートの施工では、打ち込んだコンクリートの表面をできるだけ水平に保ち、途中で中断せずに連続して打ち込むことが基本です。
打込みを途中で中断すると、先に打ち込んだコンクリートと、後から打ち込んだコンクリートの間に弱い部分ができるおそれがあります。
また、打上り面に大きな高低差があると、コンクリートが水中を大きく移動し、材料が分離しやすくなります。
そのため、打上り面をなるべく水平に保ちながら、所定の高さ、または水面上に達するまで連続して施工することが重要です。
適切です。
材料分離抵抗性とは、コンクリートに含まれるセメント、水、砂、砂利などが分離しにくい性質のことです。
また、細骨材率とは、コンクリートに使用する骨材全体に対する、砂などの細骨材の容積の割合を表したものです。
一般の水中コンクリートでは、水中で材料が分離すると、セメント分が流れ出し、十分な強度が得られなくなるおそれがあります。
そのため、細骨材率を適切に大きくして、コンクリートのまとまりを良くすることが効果的です。
これにより、材料分離を抑え、水中で打ち込んだコンクリートの圧縮強度の低下を小さくできます。
ただし、細骨材率を大きくしすぎると、必要な水量が増えるなどの問題が生じるため、適切な配合にすることが重要です。
不適切です。
水中不分離性コンクリートとは、水中で打ち込んでも、セメントや骨材などの材料が分離しにくいようにしたコンクリートです。
一般に、水中不分離性混和剤などを使用し、コンクリートの粘り気を高めることで、材料分離を防ぎます。
このコンクリートは、一般の水中コンクリートよりも水中で材料が分離しにくい特徴があります。
しかし、水中不分離性コンクリートであっても、コンクリートが水と接触することによる品質低下をできるだけ防ぐ必要があります。
そのため、コンクリートポンプやトレミーの筒先を、すでに打ち込んだコンクリートの中に挿入した状態で打ち込むことが望ましいとされています。
トレミーとは、水中の所定の位置までコンクリートを送り込むための管のことです。
筒先をコンクリート中に挿入しておくことで、新しく送り込むコンクリートが周囲の水に直接触れにくくなり、材料分離や品質低下を抑えられます。
適切です。
水中不分離性コンクリートは、材料が分離しにくく、水中でも一定の流動性を保ちやすいという特徴があります。
流動性とは、コンクリートが流れて広がりやすい性質のことです。
一般の水中コンクリートでは、水中で長い距離を流動させると、材料が分離して品質が低下するおそれがあります。そのため、トレミー1本で施工できる範囲には制限があります。
一方、水中不分離性コンクリートは、水中で流動しても材料が分離しにくいため、一般の水中コンクリートよりもトレミー1本あたりの打込み面積を大きくすることができます。ただし、どこまでも広く打ち込めるわけではありません。
水中不分離性コンクリートでも、水中での流動距離は原則として5m以下とし、品質が低下しないように施工する必要があります。
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