1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問67 (施工管理法 問1)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問67(施工管理法 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

TS(トータルステーション)を用いて行う測量に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • TSでは、距離測定に伴う気温及び気圧の測定は、距離測定の開始直前又は終了直後に行う。
  • TSでは、器械高、反射鏡高及び目標高は、ミリメートル位まで測定を行う。
  • TSでは、水平角観測において、対回内の観測方向数は、10方向以下とする。
  • TSでは、鉛直角観測において、1視準1読定、望遠鏡正及び反の観測を1対回とする。

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題ではTS(トータルステーション)を用いて行う測量に関する方法について問われています。
それでは問題を見てみましょう。

選択肢1. TSでは、距離測定に伴う気温及び気圧の測定は、距離測定の開始直前又は終了直後に行う。

記載の通りです。
公共測量作業規程の準則によれば、TSによる距離測定に伴う気温及び気圧の測定は、距離測定の開始直前又は終了直後に行うとしています。
光波測距では光の空気中の屈折率が気温と気圧によって変化し誤差を生じるため、測定時に近い時刻の気温や気圧で補正する必要があります。

選択肢2. TSでは、器械高、反射鏡高及び目標高は、ミリメートル位まで測定を行う。

記載の通りです。
公共測量作業規程の準則によれば、器械高、反射鏡高及び目標高はミリメートル位まで測定するとされています。
センチメートル位の丸めでは精度が得られません。

選択肢3. TSでは、水平角観測において、対回内の観測方向数は、10方向以下とする。

公共測量作業規程の準則によれば、TSによる水平角観測において、1対回内の観測方向数は5方向以下としています。
10方向以下としている記載は誤りです。
1対回に含める方向数が多くなると1対回の観測時間が長くなるだけでなく、その間の器械の傾きの変化や大気の状態の変化によって観測値に系統的な誤差が生じます。

選択肢4. TSでは、鉛直角観測において、1視準1読定、望遠鏡正及び反の観測を1対回とする。

記載の通りです。
公共測量作業規程の準則によれば、鉛直角観測においては1視準1読定とし、望遠鏡正(正位)及び反(反位)の観測をもって1対回としています。
正反の両方で観測することにより、器械による誤差を平均によって消去できます。

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02

この問題では、トータルステーション(TS)を用いた作業基準や観測方法(測定タイミング、読定単位、対回観測の制限など)について問われています。

それでは問題を見てみましょう。

選択肢1. TSでは、距離測定に伴う気温及び気圧の測定は、距離測定の開始直前又は終了直後に行う。

記述の通りです。

TS(光波測量)における気象補正(気圧・気温による光速の補正)を行うため、距離測定の開始直前または終了直後に気温および気圧の測定を行います。

選択肢2. TSでは、器械高、反射鏡高及び目標高は、ミリメートル位まで測定を行う。

記述の通りです。

三次元位置(標高)計算の精度を確保するため、器械高・反射鏡高・目標高は「mm(ミリメートル)単位」まで測定して記録します。

選択肢3. TSでは、水平角観測において、対回内の観測方向数は、10方向以下とする。

方向数が多すぎると作業時間伸長に伴う誤差(視準誤差や器械の微動)が大きくなることから、1対回あたりの観測方向数は5方向以下と定められているため、誤りです。

選択肢4. TSでは、鉛直角観測において、1視準1読定、望遠鏡正及び反の観測を1対回とする。

記述の通りです。

鉛直角観測では、望遠鏡の正および反でそれぞれ1回視準・1回読定を行う(1視準1読定)ことを1対回観測とします。

まとめ

TS(トータルステーション)測量における正誤判断は、「数値の引っ掛け」と「観測方法のルール」の2つが判断の軸となります。

 

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