1級土木施工管理技士 過去問
平成27年度 択一式
問88 ((旧)平成25年〜27年度 問88)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成27年度 択一式 問88((旧)平成25年〜27年度 問88) (訂正依頼・報告はこちら)

コンクリート標準示方書に規定されているレディーミクストコンクリートの受入れ検査などに関する次の記述のうち、適当なものはどれか。
  • スランプの許容誤差は、スランプ5cm以上8cm未満の場合+-2.5cm、スランプ8cm以上18cm以下の場合+-5.0cmとする。
  • 塩化物イオン量の試験回数は、海砂を使用する場合は2回/日、その他の場合は1回/週とし、判定基準は塩化物イオン量0.80kg/m3以下を原則とする。
  • コンクリートの単位水量の試験の回数は、1回/日又は20~150m3ごとに1回及び荷卸し時に品質の変化が認められた時に行う。
  • コンクリートの打込み時の温度の上限は、40℃以下を標準とする。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。スランプ及び誤差は
2.5cmの場合      ±1
5cm及び6cmの場合  ±1.5
8cmから18cm     ±2.5
21cm         ±1.5
2.誤りです。塩化物含有量の検査は、荷卸し地点での基準を満たさなければなりません。
3.設問のとおりです。
4.誤りです。打ち込み時の温度は5度から20度の範囲です。

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02

「コンクリート標準示方書」とは土木学会によって制定されたものです。

1.適当ではありません。

 スランプの許容誤差は スランプ5㎝及び6.5㎝の場合±1.5㎝

            スランプ8㎝以上18㎝以下の場合±2.5㎝です。

2.適当ではありません。

 判定基準は「塩化物イオン量0.3kg/m3以下」です。 

 検査回数の「海砂を使用する場合は2回/日、その他の場合は1回/週とし」

 も覚えておいてください。

3.適当です。

 本文の通りです。

4.適当ではありません。

 コンクリート打込み時の温度は5℃~20℃です。

 外気温度ではないことを気を付けましょう。 

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03

レディーミクストコンクリートの受入検査は、スランプ、塩化物イオン量、

単位水量など複数の項目を定期的に管理する必要があります。

選択肢1. スランプの許容誤差は、スランプ5cm以上8cm未満の場合+-2.5cm、スランプ8cm以上18cm以下の場合+-5.0cmとする。

適当でない

 

スランプの許容誤差は、スランプ5cm以上8cm未満で±1.5cm

スランプ8cm以上18cm以下で±2.5cmが正しい規定です。

選択肢2. 塩化物イオン量の試験回数は、海砂を使用する場合は2回/日、その他の場合は1回/週とし、判定基準は塩化物イオン量0.80kg/m3以下を原則とする。

適当でない

 

塩化物イオン量の試験回数は、海砂使用時は「2回/日」ではなく「1回/日」です。

また判定基準は0.30kg/m3以下が原則です。

選択肢3. コンクリートの単位水量の試験の回数は、1回/日又は20~150m3ごとに1回及び荷卸し時に品質の変化が認められた時に行う。

適当

 

コンクリートの単位水量試験の回数は、

1回/日又は100~200m3ごとに1回及び荷卸し時に品質変化が認められた時に行います。

選択肢4. コンクリートの打込み時の温度の上限は、40℃以下を標準とする。

適当でない

 

コンクリートの打込み時の温度上限は「40℃以下」ではなく「5℃~20℃」とします。

高温時の品質低下防止のため、より厳しい基準が設定されています。

まとめ

試験回数と判定基準が厳密に定められているのは、

建物や構造物の耐久性と安全性を確保するためです。

基準をしっかり押さえておくといいです。

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