1級土木施工管理技士 過去問
 平成28年度 択一式
   問55 (選択問題 問55)  
 問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問55(選択問題 問55) (訂正依頼・報告はこちら)
-   消費場所においては、火薬類消費計画書に火薬類を取り扱う必要のある者として記載されている者が火薬類を取り扱う場合には、腕章を付ける等他の者と容易に識別できる措置を講ずること。
-   発破母線は、点火するまでは点火器に接続する側の端の心線を長短不揃にし、発破母線の電気雷管の脚線に接続する側は短絡させておくこと。
-   発破場所においては、責任者を定め、火薬類の受渡し数量、消費残数量及び発破孔に対する装てん方法をそのつど記録させること。
-   多数斉発に際しては、電圧並びに電源、発破母線、電気導火線及び電気雷管の全抵抗を考慮した後、電気雷管に所要電流を通ずること。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. 誤りです。点火するまで点火器に接続する側の端を短絡させて置き、発破母線の電気雷管の脚線に接続する側は、短絡防止のため心線を長短不揃いにしておくこととされています。
3.設問の通りです。火薬類取締法施行規則第53条1項で定められています。
4.設問の通りです。火薬類取締法施行規則第54条1項6号において多数斉発に際しては、電圧並びに電源、発破母線、電気導火線及び電気雷管の全抵抗を考慮した後、電気雷管に所要電流を通ずることとされています。
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02
「火薬類の取扱い等」に関する、「火薬類取締法上」誤っているものを選ぶ問題です。
火薬取締法施行規則の内容が主となっています。
1.正しいです。
火薬取締法施行規則第48条にある様式第29の火薬類消費許可申請書に添える
火薬類消費計画書においての内容です。
2.誤っています。
「発破母線は、点火するまでは短絡させておき、発破母線の電気雷管の
脚線に接続する側は、絡防止のため心線を長短不揃いにしておく」
が正解です。(火薬取締法施行規則第54条)
3.正しいです。
本文の通りです。(火薬取締法施行規則第53条)
4.正しいです。
本文の通りです。(火薬取締法施行規則第54条)
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03
適当でないのは、「発破母線は、点火するまでは点火器に接続する側の端の心線を長短不揃にし、発破母線の電気雷管の脚線に接続する側は短絡させておくこと。」の記述です。記述では「点火器側の端は長短不揃い、雷管側は母線を短絡」としていますが、安全管理の基本は、点火直前まで発破回路を確実に開放または安全短絡で保持し、誤通電を防ぐことです。短絡の位置と方法が逆になっており、誤解を招きます。
火薬類消費計画書に記載された取扱者を他の者と識別できる状態(腕章など)にするのは、誤操作や無関係者の介入を防ぐための基本です。適切です。
安全確保の考え方は次のとおりです。
— 点火器側:点火直前まで不用意に通電できないように安全短絡で保持するか、確実に開放状態で管理します。端を長短不揃いにして露出を増やす必要はありません。
— 雷管側:基本は電気雷管の脚線同士をショートピース等で短絡した状態で個別管理し、母線の先端そのものを恒常的に短絡しておく運用は行いません。接続時に所定の手順で脚線短絡を解除→母線へ接続します。
したがって、記述のように母線の雷管側を短絡しておくという表現は不正確で、誤接続や誤通電のリスク評価を誤らせます。
発破場所では責任者を定め、受渡し数量・消費残数量・装てん方法を都度記録して追跡可能にする必要があります。紛失・過装てん・混装防止に有効で、適切です。
多数斉発では、電源電圧・回路全抵抗(電源、母線、導火線、雷管)を計算し、所要電流を確実に流せる条件で行います。回路計算に基づく確認は必須で、適切です。
火薬類の安全管理では、取扱者の明確化、責任者の指揮・記録、電気条件の事前確認が柱です。加えて、発破回路は「どこを短絡・どこを開放」にするかを時系列で厳格に管理します。今回のポイントは、母線の短絡先・端部処理の誤りであり、点火器側の安全短絡(または確実な開放)維持と、雷管脚線の短絡管理→所定手順で接続という流れを押さえることが重要です。
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