1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問74 (必須問題 問74)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問74(必須問題 問74) (訂正依頼・報告はこちら)
- クリティカルパスは、⓪→①→②→④→⑤→⑨である。
- 作業Kの最早開始日は、工事開始後19日である。
- ①→⑥→⑦→⑧の作業余裕日数は4日である。
- 工事開始から工事完了までの必要日数(工期)は27日である。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.誤りです。Kは、⑤のイベント終了後でなければ、着工出来ません。⑤の終了日はクリティカルパス上なので、29-6=23日目が最早開始日となります。
3.設問の通りです。0→①→⑥→⑦→⑧は19日間です。Kの最速作業開始日は23日ですので、余裕は4日となります。
4.誤りです。29日が必要日数となります。
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02
ネットワーク工程表に関する問題です。このパターンの出題頻度は高いです。
まずはクリティカルパスを計算で出せるかがポイントです。
最遅完了時刻 最早開始時刻 クリティカルパス
⓪ 0 ①-A=5-5=0 〇
① ⓪+A=0+5=5 ⑥-G=13-2=11
②-B=10-5=5 ◎ 〇
② ①+B=5+5=10 ④-E=18-6=12
③-C=17-7=10 ◎ 〇
③ ②+C=10+7=17 ⑤-D=23-6=17 ◎ 〇
④ ②+E=10+6=16 ⑤-F=23-5=18 ×
⑤ ③+D=17+6=23 ◎ ⑨-J=29-6=23 ◎ 〇
④+F=16+5=21 ⑧-0=25-0=25
⑥ ①+G=5+2=7 ⑦-H=18-5=13 ×
⑦ ⑥+H=7+5=12 ⑧-I=25-7=18 ×
⑧ ⑤+0=23+0=23 ◎ ⑨-K=29-4=25 ×
⑦+I=12+7=19
⑨ ⑤+J=23+6=29 ◎ → 29 〇
⑧+K=23+4=27
まずは⓪から⑨にむかって最遅完了時刻を計算(和)してください。
複数ある場合はすべて計算し、数字の多い方となります。
点線のダミーは+0で計算します。
そうすると⑨で29となりますから、選択肢の4は誤っていますね。
次に⑨から⓪にむかって最早完了時刻を計算(差)してください。
複数ある場合はすべて計算し、数字の少ない方となります。
そのとき、最遅完了時刻と数字が同じになるところがクリティカルパスとなります。
ですのでクリティカルパスは⓪→①→②→③→⑤→⑨となるので、選択肢の1は誤っています。
選択肢2を考えると、⑧の最遅完了時刻は23なので誤っています
そうなると、正解は選択肢3です。
最遅完了時刻の2ルートの差です。(23 - 19)
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03
適当なのは「①→⑥→⑦→⑧の作業余裕日数は4日である。」です。
前進・後退計算を行うと、工期は29日、クリティカルパスは0→1→2→3→5→9(A→B→C→D→J)になります。①→⑥→⑦→⑧の鎖(G→H→I)は、①最早時刻5日に着手すると⑧に19日で到達しますが、⑧は⑤からのダミー制約で最早23日まで進めません。したがって、この鎖の余裕は23−19=4日です。
不適切です。
所要日はA(5)+B(5)+E(6)+F(5)+J(6)=27日です。最長は0→1→2→3→5→9で、5+5+7+6+6=29日となり、こちらがクリティカルパスです。
不適切です。
⑧の最早は、鎖①→⑥→⑦→⑧の結果では19日ですが、⑤→⑧のダミー(所要0日)により、⑧は⑤の完了23日まで進めません。よってK(⑧→⑨)の最早開始は23日です。
適切です。
この鎖の所要は2+5+7=14日、①の最早は5日なので19日で⑧に到達します。⑧の最早はダミー制約で23日のため、23−19=4日の余裕があります(鎖としての余裕)。
不適切です。
終点⑨の最早時刻は29日(J経路が支配)で、工期は29日です。K経路(⑧→⑨)の27日は短く、完了時刻は最大値で決まります。
工程ネットワークの要点は次のとおりです。
工期=終点の最早時刻=最長経路(クリティカルパス)の合計。
ダミーは前後関係を強制し、最早時刻を引き上げることがあります。
「鎖の余裕」は、合流点の最早時刻−その鎖の最早完了時刻で求められます(今回は23−19=4日)。
この手順で読むと、余裕やクリティカルの判定を正確に行えます。
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