1級土木施工管理技士 過去問
平成28年度 択一式
問75 (必須問題 問75)

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問題

1級土木施工管理技士試験 平成28年度 択一式 問75(必須問題 問75) (訂正依頼・報告はこちら)

建設業の安全衛生管理体制に関する次の記述のうち、労働安全衛生法上、正しいものはどれか。
  • 事業者は、コンクリート破砕器を使う破砕の作業について、コンクリート破砕器作業主任者の特別教育を受けた者から作業主任者を選任する。
  • 特定元方事業者は、労働災害を防止するために統括安全衛生責任者と安全衛生責任者を選任する。
  • 事業者は、常時20人の労働者を使用する事業場に該当している場合には、安全管理者を選任する。
  • 特定元方事業者は、その労働者及びその関係請負人の労働者を合わせた数が常時70人程度である場合には、統括安全衛生責任者を選任する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。技能講習は免許よりは権限が限定され、特別教育よりは高度な業務を行えるもので、作業主任者になることができます。危険又は有害な業務で、厚生労働省令で定める作業を行う際に、事業者が教育をするもので、作業主任者になることはできません。

2.誤りです。労働者の数が50人以上の場合は、統括安全衛生責任者または元方安全衛生責任者を指名します。また50人以下の場合は、店社安全衛生責任者を指名します。

3. 誤りです。店社安全衛生責任者を指名します。労働者20人未満の場合は、特に指名を必要としません。

4.設問の通りです。労働者の数が50人以上の場合は、統括安全衛生責任者を指名しなければなりません。

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02

安全衛生管理体制に関する「労働安全衛生法上」正しいものを選ぶ問題です。

1.誤っています。

 ×特別教育 → 〇技能講習

2.誤っています。

 特定元方事業者が選任するのは「統括安全衛生責任者」のみです。

 安全衛生責任者は統括安全衛生責任者を選任すべき事業者以外の請負人が選任します。

3.誤っています。

 安全管理者の選任は常時使用する労働者数50人以上の場合です。

4.正しいです。

 労働者の数が50人以上の場合になります。 

  

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03

正しいのは「特定元方事業者は、その労働者及びその関係請負人の労働者を合わせた数が常時70人程度である場合には、統括安全衛生責任者を選任する。」です。
労働安全衛生法では、同一の作業場所で常時50人以上が働く建設工事において、特定元方事業者は統括安全衛生責任者を選任します。70人程度なら要件を満たします。

選択肢1. 事業者は、コンクリート破砕器を使う破砕の作業について、コンクリート破砕器作業主任者の特別教育を受けた者から作業主任者を選任する。

不適切です。 この作業の作業主任者は技能講習修了者から選任します。特別教育だけでは要件を満たしません。

選択肢2. 特定元方事業者は、労働災害を防止するために統括安全衛生責任者と安全衛生責任者を選任する。

不適切です。 特定元方事業者に義務づけられているのは統括安全衛生責任者です。安全衛生責任者は、所定の事業場で各事業者が自ら選任するものです。

選択肢3. 事業者は、常時20人の労働者を使用する事業場に該当している場合には、安全管理者を選任する。

不適切です。 安全管理者の選任は原則50人以上の事業場が対象です。20人では義務の対象外です。

選択肢4. 特定元方事業者は、その労働者及びその関係請負人の労働者を合わせた数が常時70人程度である場合には、統括安全衛生責任者を選任する。

適切です。 合計50人以上統括安全衛生責任者の選任義務が発生します。70人程度なら選任が必要です。

まとめ

ポイントは次の3つです。

統括安全衛生責任者は、特定元方事業者50人以上で選任。

安全管理者は、事業場が50人以上で選任。

作業主任者は作業ごとの要件で、技能講習が必要なものと特別教育で足りるものがある。
用語と人数基準、誰が選任するのかをセットで覚えると、取り違えを防げます。

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