1級土木施工管理技士 過去問
平成29年度 択一式
問10 (選択問題 問10)
問題文
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問題
1級土木施工管理技士試験 平成29年度 択一式 問10(選択問題 問10) (訂正依頼・報告はこちら)
- 呼び強度50以上の高強度コンクリートは、通常のコンクリートと比較して、粘性が高くバイブレータの振動が伝わりやすいので、締固め間隔を広げてもよい。
- コンクリートを打ち重ねる場合には、上層と下層が一体となるよう、棒状バイブレータを下層のコンクリート中に10cmほど挿入する。
- 鉄筋のかぶり部分のかぶりコンクリートの締固めには、型枠バイブレータの使用が適している。
- 再振動を行う場合には、コンクリートの締固めが可能な範囲でできるだけ遅い時期がよい。
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この過去問の解説 (3件)
01
2.設問の通りです。なお、1層の高さは 40cm~50cm 以下を標準とするという点も併せてチェックしてください。
3.設問の通りです。 棒形振動機を使用できない場合は、型枠振動機、突き棒などを併用します。
4. 設問の通りです。なお、コンクリートを十分に締固められるよう、内部振動機の挿入間隔および1カ所あたりの振動時間を定めなければなりません。また、内部振動機はコンクリートから徐々に引き抜き、後に穴が残らないようにしなければなりません。
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02
1→誤りです。
高強度コンクリート(呼び強度50以上)の締固め間隔は、通常よりも狭くします。
2→設問通りです。
コンクリートを打ち重ねる場合には、
上下層を一体化させコールドジョイントの発生を防止する為に、
棒状バイブレータを下層のコンクリート中に10cmほど挿入します。
3→設問通りです。
鉄筋のかぶり部分のかぶりコンクリートの締固めには、
棒状バイブレータが使用できない場合は、
型枠バイブレータを使用します。
4→設問通りです。
コンクリートの再振動は、
コンクリートの締固めが可能な範囲で、できるだけ遅い時期に行うことが望ましいです。
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03
適当でないのは「呼び強度50以上の高強度コンクリートは…振動が伝わりやすいので、締固め間隔を広げてもよい。」です。 高強度コンクリートは水セメント比が小さく粘性が高いため、振動は伝わりにくい傾向があります。したがって締固め間隔はむしろ狭く、一点当たりの振動時間も適切に確保してていねいに締め固める必要があります。
これは不適当です。高強度は粘性が高く流動しにくいため、振動の到達範囲が狭くなりがちです。間隔を広げると未締固め部が残るおそれがあるため、間隔を狭くして重ね打ち気味に確実に締め固めます。
これは適当です。下層へ約10cm挿入して振動を与えることで、層間のなじみが良くなり、打継ぎ面の不良を防げます。
これは適当です。鉄筋近傍や型枠際は棒状バイブレータが届きにくいことがあるため、型枠バイブレータが有効です。型枠を通して表層部まで振動が伝わり、蜂の巣の防止に役立ちます。
これは適当です。ブリーディングや沈下が概ね収まった後、初期凝結前の可能な範囲で遅い時期に再振動すると、すき間やブリーディング水路の解消に効果的です。ただし初期凝結後は不可なので、可塑性が残る範囲に限ります。
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