1級土木施工管理技士 過去問
令和7年度
問57 (問題A ユニットd 問3)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和7年度 問57(問題A ユニットd 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

事業者が統括安全衛生責任者に統括管理させなければならない事項に関する次の記述のうち、労働安全衛生法令上、誤っているものはどれか。
  • 協議組織の設置及び運営を行うこと。
  • 作業場所の巡視を行うこと。
  • 店社安全衛生管理者の指揮を行うこと。
  • 作業間の連絡及び調整を行うこと。

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この過去問の解説 (2件)

01

適当でない選択肢は
「店社安全衛生管理者の指揮を行うこと。」です。

統括安全衛生責任者は、現場全体の安全衛生を統括・調整する立場ですが、他事業者の管理者を直接「指揮」する立場ではないからです。

選択肢1. 協議組織の設置及び運営を行うこと。

この記述は適切です。
複数の事業者が同じ場所で作業する現場(建設現場など)では、元方事業者が主体となって安全衛生に関する協議の場(協議組織)をつくり、関係事業者どうしで情報共有や調整を行います。
その場を実際に動かしていく中心的な役割を担うのが統括安全衛生責任者です。
 

選択肢2. 作業場所の巡視を行うこと。

この記述も適切です。

統括安全衛生責任者の重要な仕事のひとつが作業場所の巡視(パトロール)です。
現場の危険箇所の有無、作業手順が守られているか、保護具の使用状況などを確認し、必要な指示や改善を行います。
法律上も、統括安全衛生責任者が統括管理すべき事項として「作業場所の巡視」が挙げられます。
 

選択肢3. 店社安全衛生管理者の指揮を行うこと。

ここが誤りです。

統括安全衛生責任者は、現場全体をまとめる立場ですが、各事業者(元請・下請など)が選任した安全衛生管理者や店社安全衛生管理者を直接「指揮」する立場ではありません。

それぞれの事業者の安全衛生管理者は、自社の事業者の指揮命令系統の中で動きます。統括安全衛生責任者は、それら複数の事業者の活動がバラバラにならないように連絡・調整を図る立場です。

 

選択肢4. 作業間の連絡及び調整を行うこと。

これは法律上も統括管理の代表的な事項として位置付けられており、記述は適切です。

複数の事業者が同じ場所・同じ時間帯に作業をすると、
・重機と人の動線が交差する
・高所と下方の作業が重なる
など、作業どうしが干渉して事故につながるおそれがあります。

そのため、統括安全衛生責任者には、どの時間帯に、どの場所で、誰が何の作業を行うかを整理して、作業間の連絡及び調整を行うことが求められます。
 

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02

統括安全衛生責任者の責務について問う問題です。

統括安全衛生責任者は建設業・造船業のみに選任を必要とするものであり、業種特有の形態を安全管理することが責務となっています。

選択肢1. 協議組織の設置及び運営を行うこと。

この記述は適当です。統括安全衛生責任者は、災害防止協議会などといった協議組織を設置・運営を行うことが責務の一つとなっています。

選択肢2. 作業場所の巡視を行うこと。

この記述は適当です。統括安全衛生責任者及び元方安全衛生管理者又はこれらに準ずるものにより、毎作業日1回以上の巡視を行うことが責務の一つとなっています。

選択肢3. 店社安全衛生管理者の指揮を行うこと。

この記述は不適当です。統括安全衛生責任者が各職務を行うにあたり、指揮すべき相手は元方安全衛生管理者です。

選択肢4. 作業間の連絡及び調整を行うこと。

この記述は適当です。統括安全衛生責任者は、作業間の連絡及び調整を行うことが責務の一つとなっています。

まとめ

統括安全衛生責任者の主な責務は以下の6つです。①協議組織の設置②作業間の連絡及び調整③作業場所の巡視④関係請負人が行う労働者の安全衛生教育に対する指導及び援助⑤仕事の工程に関する計画、作業場所における機械、設備等の配置計画を作成及び当該機械、設備等を使用する作業に関し関係請負人が安衛法又はこれに基づく命令の規定に基づき講ずべき措置についての指導⑥その他労働災書を防止するために必要な事項

覚えておくようにしましょう。

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