1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問54 (専門土木 問34)
問題文
薬液注入工事の施工管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
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問題
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1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問54(専門土木 問34) (訂正依頼・報告はこちら)
薬液注入工事の施工管理に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
- 薬液注入工事における削孔時の施工管理項目には、深度、角度及び削孔水の状態の管理があり、特に削孔中に地表に戻ってくる削孔水の状態や色等の観察を行う。
- 薬液注入工事における注入時の管理を適正な配合とするためには、ゲル化時間(ゲルタイム)を原則として作業中に測定する。
- 薬液注入工事による埋設物の損傷等の防止として、埋設管がある深度においては、ロータリーによるボーリングを避け、ジェッテングによる削孔を行う。
- 薬液注入工事においては、注入した薬液が地表に噴き出すこともあり、この現象が確認された場合は直ちにプラントへ連絡して、注入を中止し薬液の拡散防止の対応措置を行う。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では薬液注入工事の施工管理方法が問われています。
各方法の原理施工条件が正しく述べられているかを見極める必要があります。
それでは問題を見てみましょう。
削孔時の施工管理項目は記載の通りです。
深度、角度及び削孔水の状態の管理があり、特に削孔中に地表に戻ってくる削孔水の状態や色等の変化は、
地層の変化や周辺への逸水の可能性を判断する材料となります。
薬液注入工事におけるゲル化時間測定時期の説明が誤りです。
作業中に測定するだけではなく、原則として作業開始前、午前、午後の各1回以上計測するものとされています。
埋設物の損傷等の防止の説明は記載の通りです。
ロータリーによるボーリングでは回転するビットが埋設管に接触、損傷の恐れがあります。
そこで水噴射によるジェッティングで土をほぐしながら削孔することで、損傷の危険が低減します。
注入した薬液が地表に噴出した際の対応の説明は記載の通りです。
薬液の地表への噴出は施工不良となるだけでなく、周辺の地下水などを汚染する恐れがあります。
直ちにプラントへ連絡して注入を中止し、拡散防止措置を行います。
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02
この問題では、地盤改良工法の一つである薬液注入工事の施工管理における留意点(削孔・配合・埋設物対策・注入時の処置)についての知識が試されています。
施工中の観察項目や安全管理のための適切な工法選定・トラブル対応が正しく記述されているかを見極める必要があります。
それでは問題を見てみましょう。
記述の通りです。
削孔作業時には、所定の注入位置へ的確に届かせるために深度や角度を管理するほか、地層の変化や突発的な自流・逃げなどを早期に察知するため、削孔水のリターン(状態・色・濁り等)を継続的に観察することが重要です。
「作業中」ではなく、「作業開始前、午前、午後の各1回以上」であるため、誤りです。
適正な配合・品質を保持するため、ゲルタイム(硬化時間)は原則として「作業開始前、午前、午後の各1回以上」(および配合変更ごと)に測定しなければなりません。
記述の通りです。
埋設管が存在する恐れのある深度においては、回転刃による機械的切削を伴うロータリー削孔を避け、水噴射(水圧)で土砂を掘り進めるジェッティング(ウォータージェット)削孔を採用することで、万が一管体に接触しても金属刃による重大な機械的損傷を防ぐことができます。
記述の通りです。
注入圧力や地盤の亀裂などにより薬液が地表へ噴出(イルミネーション現象など)した場合、周辺環境への流出や周辺地盤への不均一注入の原因となるため、直ちにプラントへ連絡して注入を一時中止し、目つぶしや薬液の拡散防止処置を迅速に行わなければなりません。
薬液注入工事の施工管理では、「削孔時の状態監視」「現場でのゲルタイム測定」「周辺埋設物の保護対策」「地表噴出時の緊急対応」が代表的な出題ポイントです。
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