1級土木施工管理技士 過去問
令和8年度
問84 (施工管理法 問18)

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問題

1級土木施工管理技士試験 令和8年度 問84(施工管理法 問18) (訂正依頼・報告はこちら)

建設工事における土壌汚染対策に関する記述のうち、適当でないものはどれか。
  • 地盤汚染対策工事においては、工事車両のタイヤ等に汚染土壌が付着し、場外に出ることのないよう車両の出口にタイヤ洗浄装置等を備え、洗浄水は直ちに場外に排水する。
  • 地盤汚染対策工事における屋外掘削の場合、飛散防止ネットを設置し散水して飛散を防止する。
  • 汚染土壌の運搬の過程において、汚染土壌から岩、コンクリートくずその他の物を分別してはならない。
  • 汚染土壌の保管は、汚染土壌の積替えを行う場合を除き、行ってはならない。

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この過去問の解説 (1件)

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この問題では、土壌汚染対策法等に基づく指定調査機関や汚染土壌処理業者、土壌汚染対策工事における安全・環境保全措置について問われています。

それでは問題を見てみましょう。

選択肢1. 地盤汚染対策工事においては、工事車両のタイヤ等に汚染土壌が付着し、場外に出ることのないよう車両の出口にタイヤ洗浄装置等を備え、洗浄水は直ちに場外に排水する。

汚染土壌の掘削・搬出現場において、タイヤ洗浄等に使用した洗浄水には汚染物質が含まれているおそれがあり、処理を行わずに「直ちに場外に排水」してはならないため、誤りです。

水処理設備(濁水処理・特定有害物質除去装置等)で適正に処理・浄化してから排水するか、適正処理業者へ委託処理しなければなりません。

選択肢2. 地盤汚染対策工事における屋外掘削の場合、飛散防止ネットを設置し散水して飛散を防止する。

記述の通りです。

汚染土壌を屋外で掘削する際は、粉じんや汚染土壌の周線飛散を防ぐため、防塵シート・飛散防止ネットの設置や適切な散水等の粉じん抑制措置を講じる必要があります。

選択肢3. 汚染土壌の運搬の過程において、汚染土壌から岩、コンクリートくずその他の物を分別してはならない。

記述の通りです。

汚染土壌の運搬基準(土壌汚染対策法)において、運搬途中での汚染の拡大や不適正処理を防止するため、運搬の過程で汚染土壌から石・コンクリートくず等を分別・選別することは禁止されています。

選択肢4. 汚染土壌の保管は、汚染土壌の積替えを行う場合を除き、行ってはならない。

記述の通りです。

搬出された汚染土壌の保管は、不法投棄や放置を防止するため、処理施設へ運搬する過程での積替えを行う場合を除き、無闇に保管・仮置きを行ってはならないと定められています。

まとめ

土壌汚染対策工事における環境保全・運搬基準について、整理しておきましょう。

 

車両洗浄水の処理: タイヤ等の洗浄水は重金属等の汚染物質を含むため、場外へそのまま排出せず処理施設で適正処理する。

 

屋外掘削時の飛散防止: 防塵シート・防塵ネットの設置および散水等の粉じん防止措置を行う。

 

運搬過程での分別禁止: 運搬中のガラ・石等の分別作業は原則禁止。

 

仮置き・保管の制限: 積替えを行う場合を除き保管禁止。また保管場所は雨水の侵入・浸出を防止する構造(遮水シート等)とする。

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